河井夫妻を強制捜査へ 東京地検特捜部、買収容疑
産経ニュース
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注目のコメント
私がこの記事の重要だと思う点は、捜査主体が東京地検に移ったと指摘していること、さらに夫妻への捜査を「強制捜査」と表現したことです。逮捕して、東京地検が取り調べ、東京拘置所に収監すると書きたいところを、東京地検を刺激しないように、また河合夫妻の人権にも配慮して、記事の構成を組み替え、表現を婉曲にしたと読めます。「もようだ」という表現は、かつては検察記事の決まり文句でしたが、最近はあまり使われず、新聞社によってはまったく使いません。神経を使って、ギリギリのところで「前打ち」してきたと伺われます。
朝のNHKニュースは、これとは別に、菅原一秀元経産相に東京地検特捜部が事情聴取したと報じました。検察のエンジンがかかったようにも見えます。小川一さんが書かれているように変な記事ですね。。
「また、夫妻が離党の意向を関係者に伝えていたことが16日、分かった。17日にも離党届を提出する方針」。これを朝刊で書きたかったから出した記事なのかなと思いました。昨年の参院選で河井案里議員を広島選挙区での2人目の候補者として擁立した自民党は、党本部から案里氏側に1億5千万円という多額の資金を渡しています。捜査を広島地検から東京地検に移すのであれば、「当選のため」という買収罪の構成要件を立証するために必要な範囲(配った事実だけでは買収罪は成立しません。意図が必要です)で、この資金と河井夫妻から地元県議らに配られたとされる資金の関係、つまり党本部のこの問題への関与を捜査の視野に入れるという狙いも感じられます。