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【韓国】「文政権に見切り」の見方も=識者に聞く[政治]

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    拓殖大学大学院 客員教授

    金与正氏が文在寅政権を見限ったのではない。北朝鮮は文在寅政権が1948年の建国以来、南に初めて登場した北にとっては願ってもない理想的な政権であると見ている。だから2018年2月、冬季五輪期間中、金与正氏ほか政府高官を韓国に派遣して南北高官協議を行った。冬季五輪中は南北融和祭りの様相を呈した。韓国大統領府内と韓国社会に「金与正ファン」を作り上げることに成功した。ただし、文政権を交渉相手とは見なしていない。北の意向を取り入れるはずだと見なしているのである。文政権が北の意向を受けて米国の意向を無視し、韓国単独の制裁措置を撤廃すべきと北朝鮮は訴えてきた。ケソン工業団地と金剛山観光事業の再開のため法律を改正して南北交流に前のめりになるべきと考えている。このような展開になっても文政権が南北融和政策を続けると考え、連絡事務所爆破でも文政権は融和路線を破棄できないと見なしている。


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