FRB、広範な米社債買い入れ開始へ-緊急融資プログラムの一環
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利下げの結果米国債の利回りが下げたおかげで投資適格社債の仕上がりの金利が急騰しているわけではないと思うのですが、3月下旬以降に投資適格から外れた社債には恩恵があるでしょうし、なんと言ってもコロナ禍の第二波が懸念されたタイミングで信用リスクのいたずらな拡大を牽制するというアナウンスメント効果はあったと思います。あとはどう買っていくのかになります。
ETFでは足りず、インデックス構成銘柄の社債を直接全部買うっちゅうことやね。株と社債の違いはあれども、日銀のETF買いを批判する御仁は是非、FRBも批判するのが筋かな。日銀は直接生の株は買わないけどね。
社債ETF購入だけでなく現物の社債購入はすでにもともと発表されてきた話です。これまでSMCCFでは発行体自身が購入対象としての適格性(米国企業、主要なオペレーションを米国で行っている等)を証明する必要があったので、市場も落ち着いたし、わざわざfedに買ってくださいアピールをすると逆に市場で警戒されるリスクもあり、利用が広がらないのではとの見方もありました。
https://newspicks.com/news/4877010/
今回この適格性証明を撤廃し、Broad Market Indexというこの買入れプログラムの購入対象で構成されたインデックス沿った形で購入を開始することが発表されました。実弾ほぼ無しで市場の沈静化に成功したと市場から評価されてましたが、買う買う詐欺にもなりかねない状況だったので笑、買い方を一気に柔軟な方法にしたということかと。
より本腰を入れて買い始めるという意味ではポジティブですが、買入の金額自体が引き上げられたわけでもないのでやや過剰反応感がなくはないですね、、。最近のボラの高さにあえて理由づけをするなら、くらいな話だと思います。