【舞台裏】未来のコンビニは、タワーマンションにできる
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アマゾン出身の起業家が、アマゾンと戦うためのスタートアップを作る。そのテクノロジーが、日本の小売業界を面白くしそうだというお話を書きました。
Zippin創業者のクリシュナは1999年、かつてジェフ・ベゾスが働いていたDEショーという金融会社の入社面接時に、優秀な人がどんどん、ベゾスを追いかけて転職してゆくことに気付いたそうです。そこで自分も、アマゾンで働くようになったと。
そんな彼が作っている無人店舗のソリューションをつかって、日本のコンビニエンスストアが、面白い実験をいろいろと進めています。冒頭に紹介したのはあ、AmazonGoならぬ、タワーマンション内につくる「タワマンGo」。小売業界をじょじょに、しかし確実に変えてゆく取り組みをご一読ください。タワーマンションコンビニはソリューションや実用化の1つの手段で、無人コンビニやスマートコンビニがどう普及するか、という視点で記事を見た方が良いと思いました。
記事内にもありますが、構想を実現させるための店舗あたりの初期投資の重さと回収期間がボトルネックになりますし、UXを高めようと思えば回収にさらに時間がかかることで普及が難しかったのは中国の無人コンビニブームで検証されています。
一方で、ゆくゆくは投資額が下がったり、マネタイズのチャネルが拡大することでスマートコンビニの一般化が進んでいく時代に突入すると思います。
個人的にはタワーマンション在住でも、外出明けから帰る際に1階のコンビニで買えば良いと思いますし、自宅にいる際はUBER EATSのように配達された方がユーザビリティが高いのではとも思います。
いずれにせよ、中国の便利蜂がDXによるスマートコンビニで破壊的成長を遂げているので、日本でも独自的な広がりに期待したいと思います。レジ待ちのストレスは高い。コロンビア大学の調査では、レジ列が10人から15人になると購買率で30%マイナスに。ひどい場合は70%もマイナスになることがわかりました。レジ待ちなしのコンビニは有効です。
中国やオランダ、英国でもキャッシャーレスのコンビニが登場しています。設備投資はAmazon Goより少なく設営期間は6週間という短期間。
顧客のストレスを抑え、人件費も抑えるという店舗づくりが増えそうです。