れいわ山本氏、都知事選出馬表明 五輪中止を公約、野党票分散も
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政治の世界には、勝ち負けは関係なく、戦うべき時と場所というものがあります。
共産党や立憲民主党の票をいくらあつめても現職の小池知事を破る可能性など殆どありませんが、山本太郎氏が選挙を通じて新たなムープメントを起こし、首尾よく野党候補の常連、宇都宮氏の支持層を奪うことに成功すれば、いずれ来るであろう野党再編の台風の目となれる可能性もなくはありません。
同じことは維新の会推薦の小野泰輔氏にも言えるでしょう。
維新の会としては、吉村大阪府知事の人気とともに、東京でもかつての維新ブームが再現できれば、ポスト安倍の政局で中央政界で大きな存在感を出すことができ、あわよくば野党第一党の座を狙えるかもしれません。
いわば今回の都知事選は、誰が2位になるかという戦いです。
候補者にとっては、勝つためではなく、いかに次につながる負け方をするのかという選挙だと言ってもいいかもしれません。
戦いとは100戦100勝である必要などありません。
むしろ最後の1勝の為に、捨て石としての99敗が生きてくるのことだってあるのです。
一都民としては、今回はゲームの達人たちの打ち手と、その結末を楽しむ為の選挙となりそうです。会見によると、公約として、五輪の中止、個人や事業者への給付金の増額(財源は都債の巨額発行)や公営住宅・医療施設の確保などを掲げるとのこと。
野党共闘を重視する立場の人からは、宇都宮氏への一本化(つまり不出馬)を求める声が多かったが「財政に関する考え方が異なる」ため、自ら出馬せざるを得ないとしている。また、宇都宮氏との一本化にあたり、野党間での消費税5%の政策への合意や、出馬する場合の確認団体の名称などの調整が不首尾に終わったことも明かしている。