「王様」ドル、米中の闘いで人民元に対する死角は
この記事は有料会員限定の記事となります
無料トライアルに申し込む
コメント
注目のコメント
ドルの国際通貨としての地位は、米中対立という視点で見るとこういう議論になるのだと思いますが、この問題を考える上では、もちろん欧州や日本も含めた多国的な視点が必要です。
その意味では、最近のFRBが政治の影響、もっと言えばポピュリズム的な影響を強く受け始めていることがやや心配です。将来、必要な時にも適切な対応を取れず、金融危機や財政危機への道を拓くリスクが徐々に意識されれば、日欧の投資家も長い目で見て静かなドル離れを起こしていくことは、あり得ない話ではありません。
70年代後半のようなドルへの不信任が再び生じた場合には、前回とは違ってそれなりの新たな受け皿があると言う意味で、より本格的な国際通貨のリシャッフルが生じうるように思います。