フェイスブックのコンテンツ監視、「1人で1日200件」という実情
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記事では軽くしか触れられていませんが、コンテンツを監視するためエログロや残酷なコンテンツを見続けることになるモデレーターのメンタルヘルスは重要な問題です。
鋭いツッコミで知られるKatie Porter米下院議員が議会でマーク・ザッカーバーグに対し「FBは正社員には素敵な福利厚生を提供する一方で、コンテンツ監視という最も厳しい仕事を行う15000人の契約社員に貴方は3万ドル以下の給料しか払っていない上にメンタルヘルスケアまでカットしたそうですが? 貴方の会社のために働いてPTSDを抱えることになったとしても?」と質問したことがあります。
これに対して社員の時給云々に関する説明を並べ立てるマークに対し、同じ経験をしてみなさいと「これから一年間、毎日一時間、同じ労働条件でコンテンツのモデレートをやってみる気はありますか?」というツッコミが入る一幕がありました。
https://youtu.be/4ciuK_-4_gE?t=173ソーシャルメディアだけではなくマーケットプレイスなどのメディアも同様の問題があります。一般の人ではいないと思いますが、悪意をもってガイドラインをかいくぐってビジネスにしようという人が必ずいるので、その対応はイタチごっことなります。
記事内の実数値があっているかは定かではないですが、マニュアルでチェックして学習データをとり、なるべく自動化されるような仕組みづくりを目指しているのでしょう。今後GAFAだけでなく、プラットフォームを目指す日本企業の課題になると思いますので、海外でやっていることを参考にできたらいいですね。
