「危機感が足りない」日産の構造改革に部品メーカーの不満くすぶる
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誤解されてる方が多そうですが、自動車メーカーと部品メーカーの取引について、何も古くからのしきたりやしがらみで今のカタチになっている、と言うわけでもありません。
自動車部品の多くは物理的に大きく重いモノが多い。
一番わかりやすいのがシート。
実はクルマのシートはバラバラに分解して納入なんて事は無く、ほぼそのままのカタチで納入されます。
シートはその形状から判る様に、輸送効率が極めて悪い。
(大昔のスーパーカーなら世界各国で部品を取り寄せてなんてのもありましたが)
なので、シート納入メーカーのほとんどは自動車メーカーの組立て工場近くにシート工場を併設します。
部品メーカーは工場設立の投資をしなければならない為、十数年先までのフォーキャストを正確に見込む必要があります。
重量物である変速機や駆動系部品も同様です。
電子部品の様に、
このロットはフィリピン工場から、このロットはコスタリカ工場から納入とか。
論理回路を見直してモデムチップメーカーを変えるとか。
そんな事は不可能なんです。
もちろん電子部品だけなら可能でしょうが。
そう言う商品なんです。自動車は。