ベンチャー開発ロケット 部品破損でエンジン緊急停止 海に落下
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まだ他の要因があるかもしれないので完全に取れていた全データをこれから検証しますが、ノズルに破損が生じ横推力が発生してジンバル制御の余裕がなくなりふらつき始めたところで、MaxQといつもより強いジェット気流に入ったところでまるっと1回転してしまい制御はなんとか再び耐えたもののエンジンは停止、その後エマストさせました。
ノズルはグラファイトで作られており、過去に同事例だと20年前のM-Vロケットで同様の破損が生じ、軌道投入が失敗したことがあります。その後JAXAは炭素繊維強化炭素複合材=C/Cコンポジットを使うようにしたのですが、そうなるとおそらく数百万円のコストアップになりますので、我々は格安ロケット目指してるので厳しいですので、グラファイトノズルの外注をやめ自社で生産管理した上で非破壊検査を行い少しでも疑いがある個体を弾いてというやり方になると思われます。ただグラファイトノズルの加工は工作機械にかなり負担をかけるので大変ではあるんですが。。
地上燃焼試験で一度割れたことがあり数十回に一回はリスクはあるとは思われますが検査強化でそのリスクを下げること、今回は一月の延期に加え、5月もコロナで延期と延期を繰り返し、その都度液体酸素流し試験とかやってたので水分がグラファイトに染みて割れやすくなったりしてたかもしれません。
ちなみに次世代機ゼロは再生冷却ノズルを採用するので同種の問題は起きません。
クラファン等で応援していただきありがとうございます!皆様の思いは次の打ち上げに持ち越させてもらいます!次の機体もあらかた出来てるので出来るだけ早期に打ち上げたいと思います。えんとつ町のプペル MOMO5号機 結果
1.打上げ時刻: 5:15, 飛行中断時刻: 5:16
2.燃焼時間: 60秒程度
3.宇宙到達: 到達していない
4.最高高度: 11km程度
5.着水時刻: 5:18:52
6.着水場所: 陸から4.12km程度
「ノズルの破損によって機体の飛行に乱れが生じたため手動で緊急停止させた」と稲川社長が先ほど会見しました。
ライバルではありますが、日本の民間チームとして私も悔しい。引き続き応援しています。みんな気持ちは同じです