北朝鮮にとって、最初から、韓国は米国との交渉における駒の一つに過ぎません。北朝鮮にとって、米中新冷戦構造の下で、もはや文在寅大統領は必要のない駒になったということでしょう。 それにしても、金与正氏の権限の大きさは尋常ではありません。次の行動の行使権を軍の総参謀部に渡す、というのは武力行使を命ずるという意味ともとれます。 金与正氏は、「金正恩委員長から与えられた権限を行使する」としていますが、なぜ金正恩委員長が金与正氏に武力行使を命じる権限まで与えたのか、気になるところです。武力行使を命ずるのは、軍の最高指揮官である政治指導者であるはずだからです。
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