優れた参謀は、上司を「人」ではなく「機関」と考えてサポートする
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記事の中に出てくる“Cool Head but Warm Heart”(冷静な頭脳と温かい心)は、私が新入社員の頃、当時の役員の講話の中で出てきた言葉で、今でも私の頭に残っています。
短い言葉ですが実に深く、これを念頭に置きながら仕事が出来るようになることが当時の私の目標だったことを思い出しました。
冷静な頭脳はコンピュータでも代替できますが、温かい心を持つことは、人にしか出来ませんからね。「人事ビジネスパートナー」という仕事を3社に渡って、10年ぐらいやりました。感覚的にはこの記事に近いです。ビジネスパートナーの場合は「部下」ではないのですが、事業部長やジェネラルマネジャーというような「上位職」のパートナーとして働く。プロフェッショナルとして、ビジネスをドライブするための施策を講じる。あらゆる判断のリスクやベネフィットを示し、それを正しいものにする。確かに「人」ではなく、その上位職の「役割」や「責任」をサポートする、といった感じでした。
しかし、そう考えると、本来的・究極的には「上司」と「部下」もそういう関係であるべきのような気がします。部下に特別な専門性が無く、むしろ上司の方が勝っているケースも少なくないとは思いますが、少なくとも「現場」「顧客」のリアリティはスタッフの方があったりする。そっちに従うべきことも当然ある。
マネジメントはあくまで「役割」だ、と。上とか下とか言い出すから、おかしくなるんでしょうね。>その「機関」を最大限に機能するようにサポートするのが自分の役割だと認識できます。
とはいえ最大限に機能しても役に立たない人はいて、それを最大限機能させるために時間を割いてもビジネスインパクトにならないというパターンもある。共倒れ。
この話の前提は、上司が優秀であること。この前提がなり立たないことのほうが現実は多い。
そして同時に、これらの話は、自分自身もそれなりに優秀ということが前提になっている。同様にこれも成り立たないことの方が多い。