国産初のジェット、人員半減へ 海外拠点閉鎖、三菱航空機
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共同の敬愛する某記者のスクープ。体制縮小は既報な部分もありますが中身はかなり具体的に掘り下げてます。特に開発責任者でボンバルディア出身のアレックスが辞めてしまうのは象徴的で、彼が今後どう転身するのかも気になっているところです。
元ボンバルディアな人たちがいなくなるということは、名前もまた「MRJ」に戻るのではと勘ぐってしまいます。昨年「スペースジェット」に改称したのも外国人勢のパワーが強まってからだった印象があります。
うちのTwitterのフォロワーさんの中には三菱重工によるボンバルディアのCRJ(Canadair Regional Jet: カナディア リージョナル ジェット)事業買収が6月に完了したので、CRJをMRJ(Mitsubishi Regional Jet)にリネームすればいいんじゃないの?なんて意見もありましたが、案外近い動きになるのかもしれません。開発責任者、はじめから経験ある外国の人に任せていたらどうだったのだろうか。今さらですが。国産とか、日本発の技術とか、それはそれで大事なのはよく分かります。でも余りにそこに目が行くと、顧客ファーストでなくなる気がします。言うのは簡単なんですけど、そのバランスをどこに置くかは難しいですよね。
中ではいろんな失敗続きだったと思うのですが、それがうまく生かされているのかどうか。
追記)私自身、当初からちゃんと懐疑的な目でいられたかどうかは、自信がありません。最初に国産ジェット構想を聞いたときは高揚感ありました。単純にすごいな、楽しみだなと。でも同時に、自分が作ってるのでもないのに、国産というだけでこんなふうに高揚してしまう自分が恐ろしいな、とも思ったのを覚えています。すごく昔の話ですがパリ航空ショーでエンブラエルの社長が囲みの取材に普通に英語で受け答えする一方でMRJの偉い人が日本語でプレスカンファレンスしていて「世界に売るの?」と三菱の本気を疑った記憶があります。
当時は笑い話で済ましていましたが今の顛末をみていると早い段階から色々とボタンの掛け違いがあったのかもしれませんね。