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業界、業種で括ることに若干の違和感を感じます。
私がいる電気系の業界では、15年ほど前に「人気凋落」の文字が各種マスコミで踊りました。電機系メーカーの勢いがなくなり、半導体も立ち行かなくなった頃です。関連学科を志望する学生の数も目に見えて減りました。
IT系は別だろうと思われるかもしれませんが、当時は世界的にComputer Science系学科の人気が落ちたときでもあります。「IT?自分の家にパソコンあるし、自分の携帯も持ってる。これがITでしょ。大学でITなんて学んでなんになる?」と本気で言われた時代です。今となっては笑い話もいいところですが。
いまはちょっと状況が違うように見えます。
ここで言いたいのは、「コロナが~~」といった短期的な視点でものを見るのではなく(当然目の前の収入も必要です)、付け焼刃的なスキルを身につけるのでもなく、真に実力をつけておくことだと思います。逆に、実力さえつけておけば「落ち目だ」と言われる業界ですら、活躍できる場はいくらでもあります。業界・業種がどうこうではない。
特に、学生さんでこの種の記事を読まれている人がいたらよく考えてください。職業の選択は向こう40年間の人生を決めるものです。目先のことだけを考えて行動しないことをおすすめします。40年前、どんな職業が花形と言われたか調べてみると良いです。
日本国内は市場パイが減りこそすれ増えず、デフレは継続こそすれインフレ政策は今後とも失敗し続けるため、グローバル経済に乗っからないビジネスは給料を上げたくても上げようがない。
マーケットをみても明白、ITセクタの一人勝ち。リモート、無人、自動、非接触etc DXは向こう数ディケイドのメガトレンドでそこに新産業と既存産業の改修需要が、過去数ディケイドにおけるインフラ公共投資を使った需要創出に替わり主役となる。
世界は資産インフレ物価デフレの方向性が止まらず、ピケティのr›gがいよいよ拍車がかかっている。よって投資なき労働は経済的に厳しさが増すばかり。
今はまだデータに反映されきっておらずその傾向はますます顕著になるでしょう。
就職氷河期世代の採用を減らし、結果として今、優秀な管理職不足を嘆く企業が多いことを考えると、若手への人材投資は長い目で考えて頂きたいものです。
公認会計士で言えば、財務諸表を読み解く力があり、英語で仕事が出来れば、恐らく食いっぱぐれることはないと思われます。
転職にも2種類あり、新しい刺激やより高いステージを求める転職と、今の職場に見切りを付ける転職です。
前者の転職は、今のような混乱期の方が見つかる可能性が高くなると思います。
そして、この場合には、企業が提示する給料が下がることはないと思います。
Connectedな時代には、業界も職種も境目がなくなるのです。それに柔軟に挑戦できる者のみが、市場から必要とされるキャリアを形成できる時代です。
本来接客業はお客様に夢を売る与える仕事。販売員が輝ける環境をもっと作るべきだし、成果を出してる人はもっと評価されなければならない。
優秀な販売員が揃っていれば、有事も乗りこえられる。
職歴ベースに転職先を考える(職種、業種)でなく、
ビジネスパーソンとしての提供価値ベースで転職を考えると言うこと。普段からパフォーマンスだけでない、コンピテンシーのアセスメントをやっておかないと『わたしの提供価値って?』となりそうな。
ジョブディスクリプションと自分の力、将来のキャリアパスを分析すべき。
その場合、業界の動向・世界の動きなどの広い視野が必要。
たとえばBCPがあげられていますが、BCPについてはほぼすべての企業が見直しているでしょうが、1年もすれば完了して終わりでしょう。東日本大震災でほぼすべての企業がBCP刷新したと思いますが、すぐに熱が覚めたように感じます。→今後市場価値が上がるというより、今上がってるというのが正しい気が。
個人的な「へぇ」ポイント
・全体的に求人数は減ってることが確認できた
・600万円台がもっとも減ってないこと
また、絶対に欠かせないインフラ系のシステムや売上の増加に繋がる投資に直結するプロジェクトに関与していれば、これまた安泰かと。
監査法人で見ると、こういう時期ですが、退職する若手はコロナ前ほどではないにしても、一定数出ているようです。