NY州一部では店内飲食も可能に コロナ規制緩和第3段階
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ニューヨークと一括りにされますが、ニューヨーク州の面積は広大で、北海道と九州を合わせたくらいの広さです。
人口はニューヨーク市内とその周辺に集中しており、州内のコロナウイルスの感染者・死亡者の大半がニューヨーク市内で発生しています。
ニューヨーク市内の人口密度は1平方マイルあたり2万7千人以上、最も密集したマンハッタンでは1平方マイルあたり7万人近いです。
これに対し、規制緩和第3段階に入った地域はいずれも人口密度が1平方マイルあたり数百人程度以下の郊外の地域ばかりです。最も人口密度が低い地域では1平方マイルあたり3人以下です。
こうした地域での規制緩和は理にかなっていますが、ニューヨーク市内での規制緩和はやっと第1段階に入ったばかりで、第2, 第3段階に進むのはまだまだ先になりそうです。
https://www.health.ny.gov/statistics/vital_statistics/2010/table02.htmニューヨーク州全体では、現在も毎日700~1000人ほどの新規感染者が出ているようです。ピークの時の10分の1ほどの人数で、トレンドとしては横ばい。制限を解除していく方針とのことですが、どれほどのリスクを許容するか、線引きが難しいですね。
ニューヨーク州の北部の辺りであれば、人口密度が低いです。そして、カナダとの国境になります。→国境を越えるとモントリオールです。
マンハッタンとは全く違い、避暑地観光地もあります。
この辺りで、ようやく店内飲食が許される状況というのは、やはり、想像を絶する深刻さだということですね。
大都市圏では、デモの影響なのか、感染者数が再び増加に転じている所もあるそうですが、アメリカは、第二波が来ても経済は止めないと宣言していました。これからはアメリカでもかなり暑くなりますが、経済活動がスムーズに回復することを願います。