「Photoshop Camera」から読み解く、アドビがスマホアプリを強化する理由
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昨年秋にLAで行われたAdobe MAXでお披露目したPhotoshop Cameraを、遂に正式にリリースしました!AdobeのAIプラットフォームであり基盤技術でもあるAdobe Senseiをフルに活用した渾身のアプリ(にも関わらず無料!)です。
ナチュラルな感じに仕上げたいときも、エッジを効かせてクリエイティブにしたいときも、Photoshop Cameraで撮影し加工すれば、特別な一枚を瞬時に作成可能です。特別な機材なしに、スマートフォンの画面で、一瞬でPhotoshopレベルの加工ができる驚異的なツールだと思います。
Adobe Senseiの人工知能は、何を撮影しているか(人物、風景、食べ物など)を瞬時に認識し、シャッターボタンを押すその瞬間に、洗練されたユニークな画像処理を自動的に適用します(未加工のオリジナル画像も保持されます)。さらに、被写体の特徴(ダイナミックレンジ、色調、シーンの種類、顔の範囲など)も理解して、複雑な画像調整を自動的に適用します。自分で加工しようとすると時間のかかる工程が、好みの「レンズ」を選ぶだけで一瞬で適用されます。
無償のアプリですので、ダウンロードして遊んでみてください。レンズのバリエーションは、今後もどんどん増えていきますので、ぜひご期待ください!Adobe Senseiが発表されたときにすごいなぁ、とぼんやりニュースを見ていましたが、ここまで身近になるとは。20年ぶりくらいにここ数年、Adobe製品を触っていますが様々な編集がやりやすくなっていて驚きます。今回のPhotoshop Cameraでさらにそれを感じることができます。
カメラマン、デザイナー、フォトグラファーなどの技術優先のクリエイターはマジで考えないといけない。
ながーーい時間をかけて、得た技術(デザイン、レタッチ、レイアウト組み等)が無くても、スマホとAIで誰でも簡単に良いデザインができるようになっちゃう。
撮った写真、作るデザインはもうオートでプロっぽく最適化されちゃう。
技術で勝負はどんどん苦しくなる。
勝負するポイントは、AI、スマホとの徹底差別化。
それはおそらくそのクリエイターの「らしさ」だったり、モデルを盛り上げる「おしゃべり」だったり、技術が導入される前段階の企画や、アイディアなどの「想像力」だったり。
技術意外の力を伸ばさないと生き残れなくなる。