次に訪れる新たな前提 〜「世界中のシステムが繋がっていて当たり前」の未来〜
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注目のコメント
なるほど、と腹落ちしました。
・「システムが乗る基盤システム」はツギハギがない方が良い
・そのためには用途が制限されない・予め規定されないもののほうが良い
・そのためには、特定の用途ではなく、そのシステムの維持・拡大自体がインセンティブ構造と直結している運営主体・運営方法の方が良い
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「ブロックチェーンを使わずとも、APIを開放するなどして、システム同士を接続して解決する方法もあるでしょう。しかし、僕はシステムをツギハギして後から問題解決をしたいのではなくて、システムが同じシステムに乗ることが当たり前になり、システム連携という問題が初めから存在しないようにしたいのです。」
「ところで、「システムが乗るシステム」は、誰がどのように運営するのでしょうか?…国が税金で運営したり、企業がビジネスをしながら運営するインフラには、少し懸念点があります。それは、「用途に制限がつくかもしれない」ことです。国も企業も、ブロックチェーンが自分たちにメリットのない使われ方をされては、運営コストを払う意味がなくなります。」
「このような問題を解決する可能性を秘めているのが、BitcoinやEthereumに代表される、パブリックチェーンです。…この仕組みの興味深い点は、特定のブロックチェーンの用途に依存していないところです。Bitcoinは約11年、Ethereumは約5年も稼働し続けていますが、運営参加者たちのインセンティブは、基本的に暗号通貨を得て儲けることだけです。したがって、前述のような、運営者側が用途を制限するようなことは基本的には起きていません。」私の実現したい世界観を書いてみました。
ブロックチェーンの利便性に関しては、世の中ではあまり本質的ではない説明がされがちだなと思っています。 (銀行が倒産しても暗号通貨は大丈夫とか、悪意がある企業がデータを改ざんできないとか、それで強いメリットを感じる人は、日本においては少ないのではと思っています。むしろ、確定申告がなくなるとか、今でいうAPI連携的なものが始めから気にならない社会にするとか、そういう方を実現したいです。今取り組まれているデジタル化、DXの次のフェーズと思っています。パブリックとプライバシー、スケーラビリティと信頼性、これらのトレード・オフ問題について、解決の方向性が見えているようで、もう時間の問題なのかもしれないと感じました。
しかし、既に複雑なネットワーク上にあるシステムがあえて乗ってくるシームレスなインフラ…
金融の世界では、特に難しさがありそう。