「中国が尖閣諸島奪取」シナリオの衝撃〜米シンクタンクが日本の経済安全保障に警鐘
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CSBAのトシ・ヨシハラが書いた報告書は、日本に自国防衛の決意を問うものです。トシ・ヨシハラは、以前は米国海軍大学にいて、日本にもよく来ています。2010年頃には、すでに中国の対艦弾道ミサイルの脅威について警鐘を鳴らしていました。
彼が言うとおり、2013年頃には、中国海軍水上艦艇の総トン数は、海上自衛隊水上艦艇の総トン数を上回っています。艦艇に搭載しているVLS(Vertical Launch System:垂直発射装置) の数も、中国は日本を約70%上回っています。VLSの数が多いということは発射できるミサイルが多いということです。
戦争はパワーの大きい方が勝ちます。パワーとは兵力ですが、現在では弾数です。刀や槍を使っていた頃には、相手を殺傷するために兵士が戦場に集まらなければなりませんでした。兵力の集中です。
現在は、相手を殺傷するのは弾丸であり、ミサイルの弾頭です。同じ時間同じ地点に多くの弾を集中できる方が戦闘に勝利します。もちろん、先に攻撃できた方が有利ですが、ミサイルを運搬するビークルである航空機や艦艇は狭い地域に集結してぶつかり合う必要はないのです。世界中のどこにいても、射程でカバーできれば、その地点に弾を撃ち込めます。また、ネットワークを用いて各ビークルが弾を撃つターゲットとタイミングを調整すれば、1秒のずれもなくターゲットに弾を集中することもできます。
その意味で、ミサイルの射程も重要です。トシ・ヨシハラの報告書にもあるとおり、艦対艦ミサイルの射程においても、中国海軍艦艇の方が海上自衛隊艦艇を上回っています。中国のYJ(鷹撃)-18G巡航ミサイルの射程は約540キロメートル、海上自衛隊のType90の射程は約150キロメートルです。
トシ・ヨシハラが提示した尖閣奪取のシナリオは、中国海軍が主管する「現代艦船」という雑誌に掲載されたものですが、トシ本人も言っているように、必ずしも現実味のあるものではありません。それにもかかわらず、中国が試みるであろうことが含まれています。日米の引き離しです。尖閣を巡る戦闘に米国を参加させないために、嘉手納を外して那覇だけを攻撃し、米国内でも世論工作を展開するのです。
この報告書は予想ではありません。日本に決意を迫るものなのです。武力行使だけが戦争ではありません。
既に超限戦は何年も前から始まっており、日本は後手後手どころか何もしていません。
おそらく自衛隊の幹部はかなりの危機的意識を持っているはずですが、防衛省の背広組、大臣、内閣、国会、国民となるにつれて日本の防衛についての意識が減退しているように見受けられます。
少なくとも防衛予算は倍増、もしくは人件費を別枠で確保し、防衛装備や直接の経費を今の予算分は確保しなければまともに防衛すらできません。
F3の開発や弾道ミサイル、MD技術開発、レーザー兵器に加え、各艦艇、航空機、基地を即座に繋ぎ、探知能力と攻撃能力を大幅に進歩させるネットワーク化やソフトウェア開発も待ったなしです。
尖閣諸島、九州以南の沖縄列島、南西諸島は中国核心的利益とする東シナ海を薄く蓋をするような配置です。
本来ならば奪取は簡単でしょうが、沖縄の米軍基地が手出しをすれば反撃されるという抑止力が働いているからこそまだ行動に移していないだけです。
バイデンなど中共の息のかかった政治家を米国大統領に就任させ、日本でも左翼陣営の政権に移行すればチェックメイトです。何も驚くことではないかと。
南沙諸島を見ると明らかだし
竹島も北方領土も取ってしまえば
日本が何もできないというのも明らか。
中国が取りに来た時
血を流す事があったとしても
我が国の領土を守りきる勇気があるのか。
国民もその覚悟があるのか?
日本の領土というなら
監視小屋など作ってしまえばいいのに。