アマゾンのベゾスCEO、顧客からの人種差別的なメールを公開
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注目のコメント
こういうリーダーの姿勢とても大切ですね。
人種差別をしている客に対し「縁を切って結構」という強気な発言は一人勝ちAmazonだからできることかもしれないが、逆にこの強いリーダーシップがあるからこそのAmazonなのかもしれない。凡人と違って将棋の20手くらい先を読む類の人だろうから考えがあってそうしたのだろうが、負の連鎖応酬に加担してしまっている感も否み難い。
そして文面からは人種の問題もあろうが経済的格差に対するやっかみも読み取れる。
トランプ当選時に焦点があてられたラストベルトのホワイトダスト、などと揶揄される人々と、ポリティカルにコレクトで裕福でテックシャビーな両海岸の人々、という対立を彷彿とする。
折しも11月選挙に向けて起こった黒人殺人事件がまさか演出とまでは思わないが、トランプの火に油を注ぐ強硬的対応はそうした計算を踏まえてのことなのか、という勘ぐりもあながち否定し難い状況になってきている。うーん、差別に対しては反論しづらいコンテキストで対抗するのがもっとも効くんだよな。分断を招いたり反論できると思わせる隙間がある時点でBLMという標語は実はこれはこれで、課題はあるのよね。。。
これは日本で少数派の方が同じことを訴えることを想定しても同じことが言える。
I have a dreamという聴衆を未来へと向かわせるあの標語は秀逸だったのだな、とも感じる。1963年にこんなに素晴らしいスピーチがなされ、歴史にも刻まれているにも関わらず、まだアメリカはこんなところでずっと足踏みしているのかと思うと。。。。
今読むべき、キング牧師「私には夢がある」(I Have a Dream)演説全文
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5edd9a73c5b6c78ceb0136bf
(以下翻訳文より抜粋)
しかし私は同胞たちに言わなければならないことがある。正義という殿堂に通じる熱を帯びた入り口に立つ同胞たちよ。正当な地位を獲得する過程で、我々は決して不法行為の罪を犯してはならない。
我々は、敵意と憎悪の杯を飲み干すことで、自由への渇きを癒やすのはやめよう。
我々は、尊厳と規律を保った高い次元で闘争を行わなくてはならない。
我々の創造性に富んだ抗議を、物理的な暴力へと貶めてはならない。
何度でも何度でも、我々は物理的な力に対して魂の力で立ち向かうという威厳ある高みへと登りつめなければならない。
驚くような新たな闘争心が黒人社会を包み込んでいる。しかしそれがすべての白人に対する不信につながってはならない。なぜなら、我々の白人の兄弟の多くが、今日彼らがここにいることからもわかるように、彼らの運命が我々の運命と結び付いていることを認識するようになったからである。そして、彼らの自由が我々の自由と密接に結びついていることを認識するようになったからである。
我々は、一人で歩くことはできない。
そして、歩くためには、前進し続けることを表明しなければならない。
我々は後戻りできない。