【核心】日本の農業の「弱点」を歴史から学ぶ
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日本の農業の生産性は、全産業の27%程度しかない、というのには驚きました。保護行政がうんだ非効率。
COVID-19パンデミックで、輸入に依存しない食糧確保が重要になりました。農業の革新によって生産性を高め、まずは自給自足ができるまでに。さらに輸出で儲けられるように。大規模集約化とかのポジショントークもなくて、トップランナーの記者の方が取材してマスに向けて発信するだけでこんなに違うんだという、関連領域のいちプレイヤーとして感心と感謝が。とても面白かったです。
農林業センサスなどでは規模やスタイルに応じて主業農家、準主業農家、副業的農家、自給的農家という区分をするのですが、その中でも人数では副業的農家と自給的農家が多いのが特徴で、その中でも「誰に」や「誰が」を明確にすることはとても大事なことだと思います。
【追記】
ちなみに農業は他の産業よりも資本主義的で格差社会的な構造なので、平均値よりも中央値を調べてみると面白いかもしれないです。大泉さんは、小規模農家を否定されているのではありません。例えば付加価値の高い野菜を作り、それを消費者に直接販売するなど、小規模農家としての戦略も提案されています。ただ、現状の小規模農家が9割以上を占める構造は歪だと指摘しています。
戦後直後に制定された農地法などの政策が、今現在も続いていることには驚かされます。保護政策は一見、当事者に優しそうな政策ですが、長期的に見ると真綿で首を絞めるような形になるケースも多いと感じます。
目先のことだけに囚われず、経済学の原理原則を学び、長期的視点で政策を批評する。主権者の私たちには、そうした行動が求められていると、取材を通して実感しました。
全3回の特集をお読みいただき、ありがとうございました! 農業、種苗業について、じっくり考えるきっかけにしていただけたら幸いです。