ソフトバンクグループ決算から考えるリアルビジネス型スタートアップの展望
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過去5、6年の国内外スタートアップの趨勢を振り返ると、SNSやスマートフォンといった明快なテーマがあった10年前と比べて、オンラインで完結したテーマはやや出涸らした感があります。
近年に急成長した、ユニコーンブームを象徴するような会社には、Uber、Airbnbといったリアルに紐付いた会社が少なくありません。
一方で今般のコロナ禍によって、オフラインと密結合した事業には向かい風が吹いており、ZoomやNetflixといったオンラインで完結した事業が再び盛り上がりを見せています。
こうした揺り戻しが一過性のものなのか、より長く持続する傾向なのかはわかりませんが、現在、スタートアップの世界で起こっている風向き・勝ち筋の変化を考える際、資金供給における量の面だけでなく、質の面でも捉える必要があるのではないかと思う次第です。WEWORKは、急速にオンライン・シフトを進めています。
具体的には、WEアプリ(メンバーが使うアプリ)を強化するというもの。
しかし現実はかなり厳しく、メンバーは誰もWEアプリを使わない状況です。皆代わりにSlack、Chatworkなど社内コミュニケーションツールや、FB、LINEなどSNSでコミュニケーションします。
今、WEWORKに新たに入居したいと考える企業はかなり少なく、今後も増える見通しが立ちません。加えて昨年暮れよりメンバーの近隣シェアオフィスへの大量流出も目立ち、既に移動はピークを迎えました。
更に、WEWORK JAPAN のスタッフも退職が増えてます。
大鉈が振るわれるのはいつになるかと、多くのメンバー企業が予想しています。
追記:
WEWORKは複数年契約なら数十%引き契約が有ります。既に入居している大手企業は複数年で契約している事も多く、その様な企業は早々には退去しないと思われます。ただし、皆テレワーク勤務の為、オフィスを見ると常に無人状態です。元々あったサービスにバズワードを散りばめただけのスタートアップにまた調整が入ったんだと思います。
•ただのコワーキングスペース
•シェアエコじゃないCAPEXヘビーなレンタル
•レンタルをサブスクリプションと呼ぶだけ
•通販をD2Cと呼ぶだけ
発明がない上にキャピタルヘビーなのに調達できないので。