コロナで忘れてたけど新学習指導要領が4月から始まっています
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前回から約10年ぶりの改訂。現場の先生方が負荷なくスムーズに取り組めるようなシステムやコンテンツの提供が急務です。子供たちを、AIやロボットが世の中の仕事の半分以上を行うようになる社会で活躍できるように育てるには、創造的問題解決能力を養う教育は必須。新学習指導要領は、そのためのものだと思いますが、それでなくても長時間労働で疲弊している先生たちが潰れてしまわないように、教育現場の環境整備(システムやコンテンツの提供を含め)を急ぐ必要があります。
比較的すぐできることは「各種連絡事項を紙で配布するのをやめる」ことです。いまだに多くの学校では日々、これでもかというくらいの印刷された資料を各家庭に配布しています。行事の案内や学校のお知らせ、学年だより、クラス通信、給食のメニュー表、保健室だより、授業の補足資料等々、それらを作成し、人数分印刷し、教室で配布する(あるいはコロナ禍で自宅に配布して回るというケースも!)という一連の作業だけで、先生方は相当な時間を費やしています(受け取る方にとっても、大量の印刷物からどこに何が書かれているかを探し出すのはしんどい作業でもあります)。
資料はすべてPDFにして専用サイトで閲覧/ダウンロードできるようにすれば、先生はそこにファイルをアップロードするだけで済みます。もし内容に誤りがあったら、間違ったものを廃棄して新たに印刷し直さなくても、ファイルを修正してアップロードし直すだけで良いのです。環境や諸々のコストを考えても明らかに合理的です。
確かにインターネット環境がない家庭には個別の対応が必要ですが、それでも従来のやり方よりはだいぶ楽になる筈です。そうやって先生方の負荷を減らすことで、新しい取り組みを行うための時間ができるのだと思います。僕は高校の生徒に対し、「ポケモン」に例えて身に付けたい資質能力を伝えています。
知識・技能=ポケモン集め
(たくさんいれば楽しいけど、ストーリーは進まないし、強くはならない)
思考・判断・表現=バトルや育成
(効果的なポケモンの選択、効率的なレベル上げ)
主体的な学び・人間性=ストーリー進行
(ポケモンを集め、レベルを上げ、仲間を増やし、ストーリーを進めていく)
指導要領を如何に噛み砕くか、教師の腕の見せ所です。
鈴木さんの「料理」例え、かなりしっくりきました。育成を目指す3つの能力・資質は、料理に例えるとわかりやすい。
1. 知識・技能 ≒ 食材
2. 思考力・判断力・表現力 ≒ 調理方法
3. 学びに向かう力・人間性 ≒ 料理人の心