今日のオリジナル番組


詳細を確認
どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
本日配信
250Picks
Pick に失敗しました

選択しているユーザー
Series4以降のアップルウォッチであれば、OSバージョンアップのみで対応可能なのか?が気になるところ。どちらにしても購入しちゃいそうですが。
人気 Picker
Apple watchの「心電図機能」というのは、厳密に言うと医療現場で使われる心電図と異なりますが、「不整脈」を検出するのには有用です。中でも心房細動と呼ばれる不整脈は、脈のタイミングをみるだけで割と精度の高いスクリーニングが可能です。さらに心房細動は発見し治療を行えば、心臓の機能低下や脳梗塞を防ぐことに繋がるため、発見によるインパクトが比較的大きいのが特徴。

生命予後にどれほど寄与するのかはいまだにわかっていないところですが、日本でも使えるようになればメリットを受けられる人がある程度は増えるとは思います。
その利用に際しては、利点と欠点をよく知っておくことが大切です。コロナウイルスの検査などと同じです。

このApple Watchの心電図機能については、年末年始の大予測の特集で扱わせていただきました。まだお読みでない方はこちらもあわせてご参照ください。

https://newspicks.com/news/4512301
若年の突然死もきたしうる致死性不整脈は、年1回の健康診断では拾い上げることができないことがほとんどなので、
そういう症例の拾い上げに有用なデバイスとなりうります。
精度は約8割なので、Apple watchつけていればぜったい大丈夫というわけではないですが。
Apple Watchではないですが、ウェアラブルは様々な可能性を秘めていると考えさせられます。下記は、てんかんの発作がでるまえには皮膚の伝導率が変化することを利用したスマートウォッチ。MITの学生さんがたまたま別の用途で自宅に持ち帰って兄弟につけさせたときに、てんかんと皮膚の伝導率の関係性を発見したのだとか。

その「スマートウォッチ」は、てんかん患者の命を救う可能性を秘めている
https://wired.jp/2018/04/08/empatica-embrace/


また、下記は多分時計の機能はないとおもいますが、パーキンソン患者さんの手につけることで震えを抑制できるというもの。マイクロソフトの研究成果。

テクノロジを通して人々を支援 – ハイアン チャン:パーキンソン病患者の生活を改善
https://news.microsoft.com/ja-jp/2017/12/20/blog-171207-raising-hope-for-parkinsons-disease/
新しい技術が出てきた時に、使えないと突っ返すよりも、どうすれば活用の用途があるのかという観点で承認を行う方向に、当該機関や行政はもっと気を使うべきだと思いますけどね。他国で実績があるのであればなおさら。その意味ではApple Watchはようやく、です。
動悸がした時、失神した・しかけた時、発作的な息切れや胸苦しさがあった時、症状がなくなった時点で病院に来て、諸検査で何もなければ、我々にも全く診断がつかないことは少なくありません。
そんなこと滅多にないと思われるかもしれませんが、不整脈でないものも含めれば、例えば失神は生涯で40%の人が経験するという報告もあるほどです。(多くは検査も治療も要らないものでしょうけれど)

もちろん様々な方法で診断しにいくことは可能ですが、特に発作頻度が少ないうちはどんな検査も十分でないことが多いです。

不整脈は発作的なものが多いのが、まさにその診断の難しさです。

もしApple Watchが医療機器として承認されれば、その心電図は非常に有用なものとなりえます。
承認されていないけど脈拍の異常がわかるというのでも良いと思う方もいるかもしれませんが、承認されていない器具で不整脈疑いとなったところで、それを根拠に治療するのは医師としては難しいだろうと予想されます。

滅多にない発作をやっとwearable deviceで捕捉しても、その情報ではさすがに投薬やペースメーカー・カテーテル治療をするわけにはいかない、、、とならないためにも承認と、その精度の研究が重要になってきます。

本来の心房細動の有病率がわかった時にその早期介入で脳梗塞や認知症が予防されるのか、健康寿命が延伸するのか、今後注目されるところです。
来るべきヘルスケアビジネス、保険ビジネスへの布石ですね。日本側の医療メーカーのデータ活用が進まなければ外資に総取りされる可能性もあると思います
米国の事例を鑑みれば早く使えるようになってほしいところ。高リスクな人や潜在リスクのある人を救える可能性が高まる。




Apple Watch、旅行中の男性に不整脈を警告して入院のきっかけに
https://japanese.engadget.com/2019/12/08/apple-watch/
開発しているメーカーは少なくないので、Apple以外の参入にも期待したいです。iOS機器以外のユーザーにも選択肢があればと思う。

日本で発売されてる大手のスマートウォッチだと、SamsungのGalaxy Watch Active2が心電図機能に対応している。韓国では許可を取得済みで、今年の10月以降に機能が有効化される予定。

『血圧や心電図を測定、スマホでイヤーチップ作成まで――CES Unveiledで見つけたウェアラブルデバイスたち - ケータイ Watch -』
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/event/ces2020/1227/695/amp.index.html
医療機器や医薬品の審査・承認などを行う、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構が公開した「認定・登録外国製造業者リスト(令和2年6月1日現在)」にAppleが掲載されているそうです。

Macお宝鑑定団の記事はこちらです
「Apple WatchのECG(心電図)機能、日本でも使えるように?」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/06/news022.html