• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【論文PICKS】若返りは、ここまで「科学」されている

NewsPicks編集部
2379
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • Keio University - Assistant Professor - Aging 研究者

    コロナウイルスによる感染症でも重篤化の最大のリスクは年齢で、記憶や筋力といった身体能力の他に、感染症へのリスク管理という意味でも老化のコントロールが重要になってきています。

    老化をサイエンスから詳細に理解し、年齢、性別、人種などに応じた対応が必要だと思います。実際に老化研究では、中年期に行うと寿命が伸びるが若い時にやると寿命が縮まるものや、男性しか寿命が伸びないものもあります。女性の方が元々寿命が長い理由はいまだに大きな謎として残されていますが。

    また、ParabiosisやNAD+に関しても同様にサイエンスの情報から多角的に考えて、日頃から老化について話合うことが大切だと思います。
    今後、ますます大学や企業で進められている老化研究が社会に出てきた時にそれらを研究者以外の人たちを含めてどのように咀嚼して、社会の変容を考えていくか。ここに日本の未来があるのかもしれませんね。


  • badge
    再生医療・幹細胞生物学研究者

    今回、バイオテクノロジー分野のキュレーションの依頼を受けて、個人的にまず一番最初に引っ張り出さねばと思っていた旧来の盟友、早野さんに老化研究の枠でお話しいただきました。色んな団体や活動を一緒に立ち上げて活動しています。

    早野さんは、留学中記事の最後に出てくるデイビッド・シンクレアラボに在籍していて、同じフェローシップでボストンに渡米した同期研究者でもあります。常々、日本の老化研究の遅れを憂いていて、iPS細胞はいいけど、もっと老化にお金かけないとイケてない。ヤバイよ。的な話を私に(言っても無力ですが)いつも言います。笑

    何度か過去にNMNについても NewsPicks でも目にしましたし、何より老化は万人に関わるテーマ。老化研究の流れがとてもわかりやすく紹介されていますので是非ご覧ください。老化研究は何かの介入を行うにしても、検証を証明するには

    1. 本当の老化を比較するには時間がかかる
    2. 色んな因子が混ざってきてシンプルに検証がとても難しい(交絡因子の存在)

    と感じます。早野さんはシンクレア研で、人為的に特殊なDNA損傷を誘導して、老化を模倣するマウスモデルの作製などを通して、老化研究にアプローチしてらっしゃいました。パラバイオーシス(記事中のヴァンパイア療法)や、NAD+, NMN 、サーチュイン、実は結構昔から話題になっていますが、1.2.の理由もありヒトでの絶対的な効果の証明などは限定的でまだの印象ですが、これからも興味が尽きないところでございます。

    確か、シンクレア研がNHK特集 NEXT WORLD に取材を受けたときも早野さんが対応してた記憶。ちょっと昔の記事ですが、その時期のインタビューも詳しくて面白いと思います。この後の記事とメンバーも大変楽しみにしております。


    東洋経済「シンクレア教授「若返りと長寿」を語る」
    https://toyokeizai.net/articles/-/59077

    NHK特集 NEXT WORLD
    https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150104


  • badge
    Stanford大学 博士研究員(免疫学)

    慶應義塾大医学部の早野元詞氏によるAging分野の論文紹介です。この分野はアメリカで本当に盛んで、健康医療分野の予算を一元管理するNIH(アメリカ国立衛生研究所)にはNational Institute of Agingという部門があります。
    老化しない臓器はないので、様々な分野の研究者が参入し多様性が高いのも特徴です。

    記事に登場した2匹のマウスの血管をつないで循環させるパラバイオーシスは血液を対象にした幹細胞生物学や免疫学でも使用されてきた歴史があります。2匹のマウスをつないでしばらくたった後に、各種類の細胞がどれくらいの割合で混じっているかを解析することで、移動する細胞群か常在する細胞群なのかを調べることができます。50:50の割合に近ければ常に循環・移動している細胞、0:100に近づくほどその場所にとどまっている性質がある細胞だということがわかります。

    実験室で使用しているマウスは常に好きなだけ餌を食べられる状態で飼育しています。世界中で行う実験条件をそろえるための大切な設定なのですが、自然界のマウスに比べたら異常な状態だよなとはよく思っていました。餌を8割にしたり、断食させたりする実験はそれを崩したらどうなるか、という大事な着眼点だと思います。

    実験動物たちは病原体がかなり少ない清潔な条件で飼育されています、また遺伝的にも均一なものが原則として使用されます。その条件下で発見された寿命を伸ばす方法や遺伝子が、より複雑な環境で住み多様な私たち人間に適用できるのか、新たな検証が続々とはじまっています。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか