“アベノマスク”は不要？ アパレル大手の夏向けマスクが軒並み好調なワケ
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自家製の布マスクでフィッティング性やその性能をサージカルマスクと比較した研究があります。
すると、自家製マスクのフィッティング性はサージカルマスクに劣り、微生物の排出数を減らす性能もサージカルマスクの方が良かったという結果でした（※）。
※Davies A, et al. Testing the efficacy of homemade masks: would they protect in an influenza pandemic? Disaster Med Public Health Prep 2013; 7:413-8.
日本語訳 https://pediatric-allergy.com/2020/05/21/homemade-mask/2/
アパレル各社が作る製品であれば、フィッティング性やデザイン性は期待できるでしょうし、いい動きと言えるかもしれません。
ただし、『通気性が良いマスク』が、マスクとしてどれくらいの性能になるのかを確認するような決まりは欲しいところです。アベノマスクには批判が集まりましたが、迅速に大量にマスクを用意するのは難易度が高いワケでして、それが出来るならユニクロとかがあの時点でこういうマスクを販売してくれればアベノマスクも用意しなくても良かったワケです。
僕はマスク不足の初期段階から『ユニクロに布マスクを作って欲しい』と言っていたのですが、あの時に大手アパレルが大量生産を表明してくれればアベノマスクと同等の効果があったと思います。
アベノマスクの効果。あれによって布マスクでもOKなんだということが知られ、大量に配られるということからマスクの買い占めや高値転売などが抑制された・・・と思います。
安倍さんも出来ることなら写真のようなオシャレなマスクを配りたかったと思いますよ。今後は、他人と話をする時に、飛沫が飛ぶのを防ぐことが目的のマスクと、風邪をひいている人が使う医療用マスクの使い分けが重要になるかと思います。
ジムがマスク着用を義務化したので、スポーツ用マスクは必須です。けれども、それ以前に、体調が悪ければ外出を控えるという大前提が軽んじられるようでは本末転倒になります。
