「手間がめちゃくちゃ減った」 郵送とオンラインのハイブリッド給付金申請、非エンジニアの市職員が開発 経緯を聞いた
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あまり大きく取り上げられていない記事ですが、非エンジニアによって、公的機関の申請システムが実装され、良い成果が得られたとのこと。技術的なハードルは高い案件ではないかもしれないですが、めちゃくちゃ大きな進歩に感じます。
システム開発/実装はどこでもそうですが、現場のプロセスや文化、人をどれだけ知っているかどうかでその質や結果が決まるため、外部の人間に作らせても限界があります。万単位の処理に耐えるものが、技術的知識無しでも内製出来るようになるとすると、昨今言われていたAIによる人材の淘汰に関しても、少し変わってくるかもしれません。
注目のコメント
これを読んで、鄧小平の「白いネコでも黒いネコでもネズミを取ってくるのがいいネコだ」ならぬ、「完全DXでもなんちゃってDXでも行政・市民にとって便利で効率的なのがいいDXだ」という言葉が頭に浮かびました。
加古川市では特にIT技術者でもない担当が、市民と役所の双方の手間を最小化する郵送とオンラインの組み合わせ手法で成功した事例。
コーディング不要の業務システム開発ツール「kintone」(サイボウズ)などを使い、22日には申請システムを内製。27日に公開という素早さ。
更にこのハイブリッド方式のシステムを作るためのkintone用テンプレートをオープンデータとして29日に公開したという。
ここ数年Google始めノーコードのアプリ開発ツールが注目されており、今日のニュースでもAmazonがAWS上のノーコードツール導入が話題になっている。
プログラミング言語そのものを知らなくてもユーザー側がシステム要件を適切に抽出し設計出来る能力があるならば、それほど複雑なシステムでなければかなりスピーディーに構築出来る好例だ。
(もっともこの「要件定義」こそが重要なのだが)
サイボウズ青野社長はGW前からこの10万円給付のシステムについて「kintone使えば国の予算の○分の1でもっといいのを作れる」とTweetしてらしたのを思い出す。