「少なくとも2、3年は消費は完全には戻らない」 国際政治学者の三浦瑠麗に聞く【下】
コメント
注目のコメント
テレビ番組のコメンテーターなどとしても活躍する三浦瑠麗さん(山猫総合研究所代表)。
*経済回復には2~3年を要す
*SDGsなどにはプラスに
*スピリチュアルなものへの関心も5年ほど続く
*デジタル化、テレワークなどもともと動きがあったものがスピードアップ
*テクノロジーの導入、環境意識の高まりなど、不可逆的な流れはもちろんある。
*だが、全般的に見て、新型コロナ危機が大きく経済構造を変えることはない。
*いかに消費者に不要な罪悪感なしに、消費意欲を取り戻してもらうかが大切
すごく腹落ち感がありますね。
ちなみに、コロナショックに苦しむアパレル小売りの事業者(代表はユナイテッドヌードの青田社長)がスタートした署名・陳情活動を、政・官につなぐ役割を果たしたのが彼女。経済産業省の補正予算で行う「GO TOキャンペーン」に、ファッション関連商品の需要振興も含まれることになりました。"経済が打撃を受ける中で、労働者の約半数は失業不安を抱えています。その人たちが野党を応援したり、与党に文句を言ったりしてもよさそうですが、その層の政治意識は高まっていない。つまり、今本当に困っていてもがいている人は政治化していないんです。多少残業代は減っても、そこまで生活に影響のないような人が政治化している。そんなふうに、比較的余裕のある人の声ばかりが政治に反映されてしまった結果、本当に困っている人の声が気付かれないことの方を私は懸念しています。"