トランプ大統領＝現在のG7は旧式、韓国など招待したい
ニフティニュース
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先程飛び込んできたニュース、とても興味深い。ホワイトハウスの担当官が紹介したトランプさんの発言だから事実なのだろう。6つの重要な意味が込められている。(1)トランプ大統領が現在、G7の主要7カ国の構成は「旧式だ」と言った。日本も「旧式の構成国」のひとつとして認定して皮肉ったことになる。(2)何かと話題になっている中国について、7か国と追加の4か国とが集まり、話し合いたいということだから、香港問題、コロナウイルス責任問題を話しあうということだろう。(3)韓国とオーストラリア、ロシア、インドを招待したいと述べた。オーストラリアを招請したのは、なるほどである。米豪関係は同盟関係だ。韓国を招待した。韓国は困るだろう。中韓首脳では先日、電話首脳会談が終わり、習主席の訪韓の日程を検討しており、中韓関係が良い雰囲気なのに、トランプさんは韓国に対して「米国をとるのですか。中国をとるのですか」と迫っている。(4)ロシアを招請した。ロシアはG8時代の経験から、首脳会談に復帰したい。中国批判のグループにはいりますかという「踏み絵」を踏めということになる。(5)インドを招請している。インドは光栄だと思うだろう。しかし、中国と米国との間でバランスをとる姿勢を見せているインドにとって、簡単に中国が激怒する「G11」への参加に飛びつくわけにはいかない。インドも当惑するだろう。(6)その会議の時期は9月というから、各国首脳が国連総会に出席するとき、「G11には不参加」とは言いにくいタイミングを設定している。
トランプさんの提案、ほんとうに良くできた構想ではないだろうか。さすが超大国アメリカの大統領だ。国際政治は風雲急を告げている。
