「優等生」ベトナムはポストコロナの勝者となるか
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ベトナムは日本が感染者数2000名だった頃、感染者数200名の段階でベトナム全土をロックダウンした。弊社ベトナムパートナー各社のスタッフも自宅から出れなくなった。
日本より遥かに敏感な対応だったが、それはSARS感染の経験が大きかったのと、WHOオフィスがハノイにあることも影響している。
4/23日まで続いた全土封鎖を解禁して1か月。すでに海外から帰国するベトナム人を除けば、新規感染者は出ておらず、弊社ベトナムパートナー各社も国内活動を始めている。
6月中旬にはベトナム航空をはじめとした航空会社の国際線を含む運行計画を政府と協議するとの事で、かなり社会活動対策は進んでいる。
私は2月に出張でベトナムへ行っているが、日本人はその頃クルーズの件や感染拡大のニュースもあり、日本人というだけで、ハノイ市内でも好奇の目で見られた。15年以上ベトナムと仕事をしているが、こんな事は初めてだった。
感染者数が少ない段階からロックダウンを決定したベトナムがコロナ対策で優等生なのは間違いないと思う。早くから国際感染症対策としてSARSの知見と各国の情報、WHO専門家の意見を早期から取り入れた結果だと思う。ベトナムのコロナ感染状況は
"5月14日時点で感染者数288名/死者0名"で、
早期段階での対策が功を奏したとのこと。
行ったことある人は分かると思いますが、
ベトナムって交通量がとにかく凄いんです。
特にバイクの交通量が。
それで空気がホントに悪いんですよね。
だからほとんどのベトナム人は、
コロナ以前からマスクを着用していました。
少なくともそのような事情が、
コロナ感染状況に大きく寄与している可能性はあります。
余談ですが、
例えばホーチミンでは、
交通量の多い原因は公共交通機関の未発達でもあります。
2021年完成予定の地下鉄建設計画がありますが、
地下鉄建設で交通量の多さが解消され、
多少なりとも環境改善されれば、
普段からのマスク着用者は減少すると考えられますが、
その影響が今後の(コロナ以外も含めた)感染病対策に
どのように影響するのか。
偏にポストコロナの勝者と考える前に、
一考する必要がありそうです。コロナの数字に関して言えば、定かではないので優等生かどうかはわかりません。しかし、経済再開は喜ばしいことですね。
日系企業も多数進出し、M&Aの数も順調、仕事も他のASEAN諸国よりも真面目、総合的に見れば経済も期待できる国です。
人口も順調に増え、現在は1億人弱まできました。日本と同等のマーケットができそうです。