【独占】ワクチン、日本に届ける準備を進めている
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cautiously optimistic という表現が繰り返し出てくるが、
それはこの立場にいる方には必要な姿勢の裏返しで好感が持てる。
モデルナのような段階のベンチャーはコミュニケーションもしやすいはずだし、一旦入り込めばパーソナルなネットワークを通じたシグナルの交換もしやすいはず。
日本政府も、抜かりなくネットワークに入り込んでしっかりした関係を築きつつあると期待したいし、どうやらそうでありそうな空気が伝わってくる。
そもそも、newspicksによるインタビューのセットアップも背景にはそれがあると感じる。
書かれたコンテンツそのものよりも、色々行間を読んで楽しめる記事。NewsPicksからスクープです。
5月18日、米バイオベンチャーのモデルナが、ワクチンの臨床試験で「有望」なデータを得られたと発表し、米株式市場が一時、急騰する大騒ぎになりました。
この世界が進捗を固唾を呑んで見守る企業のCEO独占取材に、NewsPicksは日本メディアとして初めて成功しました。
実際にワクチンは開発できているのか。それがいつできて、どこにまで届くのか。
そして、注目と同時に湧き上がる懐疑論にはどう答えるのか。
かつて日本に住んでいたこともあるというステファン・バンセルCEO本人に直接答えてもらいました。どうぞ、御覧ください!これまでの歴史が語ってくれることは、感染流行する病原体は人よりももう一歩賢く、その収束には大きな痛みを伴うこと、そしてその痛みを軽減するほぼ唯一の方法がワクチンであるということです。
あらゆる健康増進法が謳われても、素晴らしい治療薬が開発されてもなお克服するのが難しいことは、歴史が物語っており、記事で紹介されているHIVもその好例の一つでしょう。HIVに対して実に多くの薬が開発されてもなお、この感染症を全く克服できず、多くの痛みを伴い続けているからこそ、ワクチン開発が進められています。
開発、製造の全てが仮にうまくいったとしても、個人レベルの不合理なワクチン忌避、国境、宗教、民族性といったバリアも存在します。
克服しなければいけない課題も山積みですが、ワクチン開発の技術は、新型コロナウイルス感染症の克服という短期的な視点だけでなく、人類の歴史とともに繰り返される新興感染症、再興感染症への対応という長期的な視点でも鍵になります。
モデルナからの重要なメッセージを伝える記事ですが、試験は公的機関であるNIHが主導で進めているというところにもぜひ注目してください。