ワクチン接種は「陰謀」、米調査 「共和党支持の44%が信じる」
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「ワクチン忌避」の理由は、科学的根拠のある話もないわけではないですが、その多くは根拠のないものです。すでに科学的に否定をされているものもありますが、それでもなお根強く信じられていたり、また新たな理由が誕生したりと、もぐらたたきのような状況でもあります。
歴史的にも実に様々な理由のワクチン忌避の高まりがあり、それはそれで興味深いものです。
代表的なものとして、「はしかや水ぼうそうに対するワクチンが自閉症を引き起こす」「HPVワクチンが性活動性を高めて感染を増やす」「インフルエンザワクチンで神経難病が増える」などが挙げられます。
ここに挙げた例は、すでに科学的にも否定されているにもかかわらず、一部の方や地域には根強く残されたものでもあります。
こういった信念が生じる背景には、「治療」とは異なり、「予防」は健康な方にも行われるため、利点が分かりにくく、ゼロリスクを求められがちであるといった側面があります。
あくまで有益性が有害性を上回ると科学的に判断されてはじめて推奨されているのですが、その天秤への理解がうまく進まないことも多いのです。
新型コロナウイルス感染の流行が、ワクチン接種の広がりにつながれば良いですが、物事はそうシンプルではないようです。