ワタミが60~80店規模の閉店へ、コロナで居酒屋閉店ラッシュ
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店を出す企業側も、利用する我々消費者側も今回のコロナで生活様式が一変したというのはあちらこちらの記事で見ますが、飲食業(特に飲み屋)については顕著だと思います。
居酒屋についてはよく「全品290円!」とか「2時間3000円飲み放題!」と言ったキャッチフレーズを目にします。私も昔からよく利用していた側の人間なので、とやかくいう立場ではありません。ですが、あれってよく考えるとその安さの裏には仕入(生産元がちょっと怪しい国からの仕入含む)コストの削減や人件費の削減(要はサービス残業や法定時間外労働、違法労働)によって成り立っていると思います。要は安く提供しすぎているんです。だからと言って安くない居酒屋が儲かっていないわけではない。要は「適正な価値」がこの20年で崩壊していると思います。
緊急事態宣言が解除され、飲食業を含む居酒屋には(特によく利用するので)頑張って欲しい、私自身もそろそろ行きたいですが、このような状況下では個室だったり、衛生的にいいところ(ソーシャルディスタンスを含む)を選びます。その分料金が上乗せされても全く気になりません。
居酒屋業界は顧客に出す側の単価をもっと上げてもいいと思う。その単価上昇の要因が空間の維持や安全な仕入先の確保、従業員賃金の適正労働であれば全く問題ないと思う。
注目のコメント
先日コロワイド196店舗閉店の話もありましたが、居酒屋は本当に厳しく。緊急事態宣言が解除されても、体感値として30%〜40%減が続いています。飲食を避ける層が出てしまった今、撤退にもお金がかかりますが早めに止血しないと大変な状況の企業は多いです。
ワタミは既に国内外食は売上の50%程度になっており、宅食が40%くらいまで伸びており、この2つの事業が柱になってます。
営業利益も国内外食が11億円、宅食が21億円と逆転していて、中期経営計画などのIRもまず宅食が語られてから、2番目に国内外食となっており、既に居酒屋チェーンというイメージは適切で無いかもしれません。
更に、その国内外食の内容も、総合居酒屋から鳥メロ、唐揚げやラーメンなどの専門店へ、直営店中心からFC展開へ、の転換を進めているので、ここの記事の店舗は遅かれ早かれ閉店する予定だったと思います。コロナがきっかけになって多くのチェーン店で同様のことが進むと思うが、これは企業の利益改善に有効なシンプルな打ち手。多くの店舗やサービスを持つ企業のほとんどが、下位2割程度の整理を行うだけで、大きな筋肉質化が望める(ファンドなどがよくやる打ち手の1つ)。ただ、今回のようなことがきっかけとしてないと意外と実行できない打ち手。