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コロナ下に、なぜ「言葉の暴力」は生まれやすいのか

NewsPicks編集部
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  • 慶應丸の内シティキャンパス シニアコンサルタント

    慶應丸ノ内シティキャンパスの桑畑です。

    屁理屈や詭弁を弄した悪意ある言葉、言葉の暴力の問題は、近年深刻化しており、昨年から取りまとめていました。

    ようやく形になったところで、コロナショックを巡るさまざまな議論やSNSでの誹謗中傷による痛ましい事件が起こってしまい、今回、執筆させて頂きました。

    言葉の暴力が蔓延している原因としては、SNSの普及や情報の伝わり方、コミュニケーションの変化、世代や人間関係の分断など、さまざまに絡み合った要素があると思います。

    その状況を一朝一夕に改善することは、難しいかもしれません。

    しかし、言葉の受け手である私たちが、その悪意を見抜き、簡単に屈せず、流されないようにリテラシーを高めていくことはできます。

    SNSに限らず、国会答弁やワイドショー、職場のパワハラ、セクハラ、家庭のモラハラなど、私たちは様々な形で、様々な場面で多くの屁理屈をシャワーのように浴びています。

    それだけでなく、無意識の屁理屈で他者を傷つけるリスクは、誰しもが抱えているものです。

    言葉の暴力に屈せず、自らも行使しない。

    そんな「今の時代に持つべきまっとうな危機感」をお持ちの方々の一助となれば幸いです。


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    プレジデントオンライン 編集長

    「屁理屈」や「詭弁」とは、一体なんなのか。とてもわかりやすいです。本稿の終盤にあるこのフレーズが刺さりました。

    ###
    膨大な情報に一瞬でアクセスできる今の時代の「頭の良い人」とは、「知識が豊富な人」ではなく「他人の詭弁に踊らされず、自分の考えを持てる人」であるはずです。
    ###

    他方で、逆説的ですが、こうした「自分の考え」をもつには知識も必要です。基本的な知識がないと、悪意のある詭弁にコロッとだまされてしまいます。では「基本的な知識」とは、どうやって身につければいいのか。私は、松岡正剛さんの「キーブック」という考え方をよく紹介します。

    「編集者」を自称する松岡さんは、1日1冊の書評を1000日続ける「千夜千冊」をやりとげた、とんでもない読書家です(いま確認したら、1743夜に突入していました)。松岡さんの「編集」の概念は独特なのですが、「キーブック」はその根底にある考え方です。

    詳細は松岡さんの著作にあたっていただきたいのですが、その一端が、デビッド・ワインバーガー著『インターネットはいかに知の秩序を変えるか?』(エナジクス)の解説で触れられています。
    https://1000ya.isis.ne.jp/1605.html

    私たちが一生に読むことのできる本の数は限られています。読書家という人でも1万冊、どんな人でも10万冊がいいところでしょう(1日5冊60年が必要です)。そして、新刊は日本だけでも毎年7万点超。それらを読み切ることは不可能です。しかし、松岡さんは古今東西のあらゆる本に目を通しているように感じます。それはなぜか。それぞれの本をつなぐ「キーブック」をおさえているからです。

    本はゼロから書き起こすことはできません。古今東西の著者は、かならずこれまでに読んだ本にならって文章を書いていきます(そもそも言語がそういう存在です)。だからこそ、多くの著者が参照している「キーブック」を読んでいれば、そこから生み出された本のことも類推できます。知識が豊富なのではなく、豊富な知識にアクセスする方法を知っているわけです。

    詭弁にもパターンがあります。「キーブック」ならぬ「キー詭弁」をおさえていれば、騙されずにすみます。「ああ、これは例のやつだな」とわかるだけの基本的な知識を身につけたいものです。私も日々、修行中です。


  • NewsPicks Studios / NewsPicks editor

    セカオワ「Dragon Night」のリリックに、

    「人はそれぞれ『正義』があって 争い合うのも仕方ないかもしれない
    だけど僕の嫌いな『彼』も 彼なりの理由があると思うんだ
    (中略)
    だけど僕の「正義」がきっと 彼を傷付けていたんだね」

    と、あります。

    コロナ渦の今、残念ながら、人はそれぞれの正義によって、人を傷つけてしまうことが平時以上に起こりました。

    本記事は、この問題の発生メカニズムに詳しい桑畑さんの寄稿です。

    膨大な情報に一瞬でアクセスできる時代だからこそ、「他人の詭弁に踊らされず、自分の考えを持つ」ことの大切さを綴っております。


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