中国、軍事能力増強へ 新型コロナで国家安全保障に影響=習主席
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中国が「国家安全保障が大きな影響を受けている」と言うのは、コロナウイルス感染拡大に関して米国が中国に圧力をかけていることもあり、米中間の緊張が高まっているという認識に基づくものでしょう。さらに、人民解放軍もコロナウイルス感染拡大の影響を受けているのかもしれません。
また、中国が言う国家安全保障には、国内の治安の問題も含まれます。習近平指導部には、コロナウイルス感染拡大に関して自らが批判されていることに対して危機感があると考えられます。さらに、経済もダメージを受け、中国社会に不満が溜まるかもしれません。
中国共産党は、経済発展によって国民の支持を得られないと考えれば、ナショナリズムに訴え、軍事力を誇示するしかなくなります。そして、国内問題に起因するものであっても、中国が軍備増強を加速し軍事行動を活発化させれば、米国やその同盟国は、中国が戦争の準備をしている、あるいは軍事力を行使して領土拡大を狙っていると認識し、軍事衝突の危険は高まります。
全人代における国防費を含む予算を見れば、中国指導部はまだ経済の回復を狙っているように見えます。しかし、習近平指導部が、過度に軍事力に頼るようになれば、危険な兆候であると言えます。小原プロが仰るとおり、中国の国家安全保障は国内問題でしょう。
(以下参考、間違ってなければいいんですが)
清(そもそもルーツは異民族)→ 辛亥革命をきっかけに滅亡(国内問題)
明 → 李自成の乱で滅亡(国内問題)
元(そもそもルーツは異民族)→ 紅巾の乱で滅亡(国内問題)
南宋→ 元の侵攻により滅亡(外国勢力による侵略。でも中国にとってモンゴルは“国内”らしい)
北宋 →金の侵攻により滅亡(現在の中国東北部の民族による侵略やし、“国内”?いや、当時は外国でしょ)
五代十国→国内争乱(多民族入り乱れ)
唐(そもそもルーツは漢民族じゃない)→朱全中の乱で滅亡(国内問題)
隋「そもそもルーツは漢民族じゃない)→唐へ禅譲(国内問題)
ま、今日はこの辺にしといたろか…