「手術用に貯めたお金を切り崩し生活」トランスジェンダーが新型コロナで直面する医療課題を緊急調査(松岡宗嗣)
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書きました。新型コロナによるトランスジェンダーの医療アクセスへの影響調査について、トランスジェンダー当事者で看護師の浅沼智也さんにお話しを伺いました。
回答としては、主にホルモン治療や性別適合手術を受けることができなくなってしまったケースや、新型コロナに感染してしまった際のアウティングに対する不安の声が多く寄せられていました。
例えば、ホルモン治療のために通院していた病院が診療をストップしてしまったという人の中には、別の病院を探すにも県外に行くしかなく、しかしコロナにより電車で県を越えることが難しい。車で行くにも県外ナンバーの車に対するバッシングについての報道を見ると不安が強いという声もありました。
性別適合手術についてもコロナの影響で中止・延期となり、さらに収入も減ってしまったために手術代として貯めていた費用を生活費に当てている人もいるようです。
コロナの影響で家庭裁判所の動きもストップしてしまっているため、性別適合手術は受けたが、戸籍上の性別を変更できず転職活動ができないという当事者の声も寄せられています。
今回のアンケート調査から、ホルモン治療に公的保険が適用されていないことや、診療を受けられる病院が少ない、性同一性障害特例法の手術要件など、これまでのトランスジェンダー等を取り巻く課題がより浮き彫りになったと言えます。