この連載について
総合商社のビジネスモデルが転換点を迎えている。非資源事業で安定的に稼ぐ構造へとシフトを進めてきたが、いまだ資源価格の影響を強く受ける体質であることが、2019年度決算で明らかになった。総合商社のビジネスモデルは今後、どのような方向に進んでいくのか。社会に新しい価値を提供することができるのか。大手5社の最新の動向を探る。
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ただ、やりたくもないです。
ずっとZoomで商談し、デジタルな成果だけを追い求める仕事は寂しい気もします。5年前にxx%予算を達成したとか長期で見るともはや覚えてもいませんけど、海外で作って取引先と飲み交わした酒の思い出や、人間関係が築けたりすることがよほど重要だと個人的には思ってます。そしてその喜びがあるからこそ、やらされるんでなくて継続して自ら次の仕事を求める人間が生まれる気がします。
また、新しいビジネスは計画的偶発性から生まれることがあると思います。初期の仮説は当たらないかもしれませんが、検証の過程でより精度の高い仮説が生まれたり。そのためには仮説・検証のサイクルは何周かする必要があり、何周かするためには根気とやる気が必要。駐在するか駐在してくれてるような人がいないと私はきつい。
あと、やべぇ出張入れたけどアポ1つしかねぇ。みたいなところから考えまくって無理やり作ったアポからうまくいった経験がある人も多いはず。これは非合理ですが、ワクワクする方をやりたいです。
2012年に三菱商事が金属資源ビジネスの本社をシンガポールへ移転することが話題になりましたが、近年、一部どころかすべての本社を海外へ移転すべきではないかということが三菱商事以外でも経営陣のアジェンダに既になっています。
稼いでいるところ=マーケットに一番近いところに意思決定機能を持つべきだという経営の基本に忠実に従うならば当然の議論かと思います。
駐在かどうかというより、グローバルな視点でどう人を配置するかですね。
そして、何でもかんでもオンラインで完結するかというと、私はそれはないと思っています。
既存プロジェクトの管理だけであればオンラインで問題ないでしょうが、見ず知らずの人と新しく何か始めるときは、やっぱり対面して握手してハグして口角泡飛ばし激論して飲んで食べて・・・と濃厚接触者になるような関係を構築しないと限界があると思います。
三井物産もOB・OGの同窓会と会合を開いていますが、最近は退職者と接点を持つ商社が増えています。人材とその人材が作るネットワークが商社の究極的な資産だとすれば、OB・OGと会社が接点を持つことは、自然なことかもしれません。しかし、こういった取り組みを大企業で実行するのは、案外大変なことなのではないかと思います。
商社特集の記事は来週も続きます。
10年以上海外関連の事業に取り組んできてわかった事。海外拠点が無くても海外売上は作れる。その国の売上規模がある程度大きくなって本当に必要になったら拠点作れば良い。最初に拠点ありきで考えるとコストが相当ヘビーに。拠点数が多くなればなるほどマネジメントコストが高くなり、失敗確率高くなる。
そして、ちょっと前まで三菱、物産に次いで3位だったのが、伊藤忠に完全に逆転されてしまい、4位に甘んじています。ぜひ住友グループという財閥系の強みを生かし、住商ならではのビジネスを展開してもらいたいですね。
兵頭さんも言われてますが、打ち合わせはオンラインでできます。ただし、事業そのものを考えたり、そのための最終消費者の情報を取り、インスピレーションを生むためには一次情報を自分で集めないといけません。
今までの会社員は、無駄な会議が多くて、インスピレーションを生むような活動ができませんでした。
これからは、前者をオンラインを使って簡素化し、後者のようなクリエイティブな活動で勝負する時代になるでしょう。そのためには自分の目で見て、感じることは今まで以上に重要なのだと思います。
例えば、Johnson & Johnsonの有名な社是(Our Credo)は、「顧客⇒従業員⇒地域社会⇒株主」の順で大切にすると明確に謳っています。ただ、それでも、株価のパフォーマンスは良い、という所が肝だったりしますが。
個人的には、総合商社は「優雅な駐在生活」「充実した福利厚生」「平均的に高い給料」などに見られる通り、「従業員価値」を重視し過ぎている気はします。が、会社として明確なメッセージを世の中に出して、事業運営が継続していくのであれば、一つの形として認められていると言うことかと思います。
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事業を通じて、そういった人材育成や地域の社会発展に汗をかきながら取り組んでいくという考え方を、すべての総合商社が持っています。投資ファンドとは全然違うんです。
さておき、私の上司が住商出身なこともあり住商の方とは何人か親しくさせていただいていますが、どの方も素敵な方ばかりです。通りすがりの私にまでとても親切にしてくださる。
当該上司は退職後10年経っても住商のことが大好きなようなのですが、「じゃあなんで辞めたんですか?」と聞いたら「好きすぎて別れた」と言ってました。なんだそりゃ。
(休職して海外MBAを経て退職、というパターン。と書くと身バレする?
このパターンの人は会社を問わず商社にはけっこういるみたいです)
ちゃんと自分ごととして責任をもって仕事してくれる現地スタッフがいれば十分だと思います。
仕事しない日本人を駐在させるコストで、現地の営業3人以上は雇えるはずなので、どう考えてもそっちの方がコスパが良いです。