どこまでも続く?日銀のETF購入
K2 Investment 投資アドバイザー 大崎真嗣の海外投資ブログ
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注目のコメント
本当にそれ。期限を決めて購入ならともかく、このままだと長期的にみて世界的に日本円の信頼がおち、価値が毀損する可能性がある。
Newspicksでここに突っ込む人が少なすぎて本当に謎。いまの株価って下駄履かせた株価だからね。日銀のETF保有残高(時価ベース)は、この3月末時点で29兆円強 あり、その金額は東証1部の時価総額の4.7%相当 を占めており、今頃は、GPIF(年金積立金管理運用独立機構)の保有額を抜いて、日本株の最大の株主になっていることでしょう。
しかも、日銀は、JASDAQ市場に上場している民間銀行であり、その民間企業にすぎない日銀が、約3,700社ある上場企業の約5割で大株主(上位10位以内の株主)になっているという状態が起こっております。
また、以前のブログ「日本銀行の保有ETFの損益分岐点は1万9,500円 すでに含み損」でも述べましたが、日銀の保有しているETFの損益分岐点は1万9,500円でしたから、日経平均株価がその金額を下回れば、含み損状態になります。
まあ、無から生み出したお金で購入したETFだから、何にも気にする必要はないと言いたいのですが、株価の含み損が膨らんでバランスシートが棄損すれば、日本円の信認が低下し、円売りが加速していくことに繋がりますから、気にしなければなりません。