中国、コロナで成長率目標示せず 88年以降初、全人代開幕
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注目のコメント
李克強首相の「政府活動報告」を生中継で見ました。
事前の予想にもありましたが、今年の政府活動報告では経済成長率目標の設定は見送られました。中国国内においては、経済成長率目標の設定の負の影響を指摘する声も以前から聞かれており、来年からも設定しないのが当たり前となるかもしれませんね。
報告では幅広い内容に及びましたが、その中で私は「内需拡大戦略、経済発展モデルの転換加速」に注目しました。
その中の「消費の回復」では、Eコマースによる農村部の消費拡大について言及しています。
また「有効投資の拡大」では、やはり5Gや充電スタンドを含む「新型インフラ」投資を拡大する方針を示しました。この原資として、地方専項債(特別債)を前年比約70%増やし3.75兆元(約57兆円)発行する見通しです。また、財政赤字の規模を前年より1兆元増やすと同時に、特別国債1兆元発行。この2兆元すべてを地方に回すそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大は、元々経済基盤の弱かった「地方」「農村」への影響が大きく、更なる格差拡大を防ぎ社会の安定を図ろうという意図が伺えます。ー経済成長率の目標を公表し始めた1988年以降で初めて。
実際なかなか厳しい状態なのではないかと。
上海にいての肌感覚でしかありませんが、皆さんすごい営業をがんばってる印象。長らく連絡を取ってない人から連絡きたりとか。自分もなかなか厳しいのでがんばってます。