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自給率が100%近いコメも、石油と肥料の輸入が止まったら我が国では作れません。輸入した資源を使って米などの価値を国内で生み、それを国内で全て消費したら、経済は成長しますが、やがて貿易赤字が膨らんで成長が行き詰ります。石油も天然ガスも肥料も飼料も輸入に頼る我が国が成長を続けるには、輸入した資源を使って国内で価値を生み、その一部を輸出に回して貿易収支を均衡させつつ、輸入と輸出の間で価値を生むしかありません。だから、我が国にとって貿易収支の均衡は重要です。
我が国の貿易は、原油の輸入先である中東で大きな赤字を生み、自動車等の輸出先である北米で大きな黒字を生み、収支が均衡する構図です。今回は「米国や欧州連合(EU)などへの自動車の輸出が減った」結果「輸出は前年同月比21.9%減」となり、「輸入は7.2%減」となった結果「輸出から輸入を差し引いた貿易収支は9304億円の赤字」となったわけですが、輸出の落ちが輸入の落ちを大きく上回ったことに加え、輸出が数量指数で▲21.4%落ちているのに対し、輸入が逆に数量指数で+1.3%増えているのが気になります。つまり、原油価格が急落したので貿易収支の不均衡が多少相殺されていますが、それがなければ貿易赤字は更に大きくなっていたはずです。黒字を稼ぐ大物の自動車輸出が大きく落ち、赤字の原因である原油等の数量は減らず、価格の落ちで救われた・・・
“不要不急”の自動車等の輸出が落ちたまま、不可欠の原油価格が正常化したら、貿易赤字が経常収支を圧迫することになりかねません。我が国が貿易で経常収支の黒字を稼ぐ国から所得収支で稼ぐ国に転じて久しいですから、単月の貿易収支に一喜一憂する必要はないですが、今後の動きに注目する必要がありそうです。
自動車産業については現地生産を進めているので最終製品の輸出の減少は氷山の一角でしょう。
元々、ホンダや日産の国内生産比率は2割以下でトヨタも3割強です。
また、国内で生産された製品はホンダと日産は7ー8割トヨタは4割強割国内で販売しているので国内で生産された自動車の輸出は更に少ないです。

詳細は下記の通りで欧州からのバッグや衣類の減少も目立ちます。
契約は昔にしたものでしょうが民間用なのであればタイミング悪く、米国からの航空機の輸入も増えています。。

https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2020_04.pdf
まあ、輸出はすでに公表されていた上中旬分時点で前年比▲22.4%減ってましたので、織り込み済みです。
一方で輸入は上中旬分時点では同▲14.6%だったのに対して同▲7.2%まで盛り返してますから、こちらの方がサプライズです。
織物用糸や繊維製品、医薬品の輸入が激増してますから、下旬にかけてコロナ関連の輸入が増えたのでしょう。
この結果から、4-6月期のGDPでは外需も相当なマイナス寄与になることが示唆されます。
中国への輸出は、微減。
半導体・電子部品の輸出量が戻ったようです。
また輸入は激増して、大半はマスク等の輸入です。

中国との貿易の輸入超過傾向は変わっていません。
ただし香港経由輸出があるので、実際は日中貿易は均衡しています。
大手自動車メーカーの減産による輸出減と原油需要の減少による輸入減のダブルパンチです。収支も三月は何とか黒字で持ちこたえましたが4月は赤字。
実需のフローにも影響がでています。
財務省が21日発表した貿易統計では、「4月の輸出は前年同月比21.9%減の5兆2023億円だった」とのこと。下げ幅は、10年6カ月ぶりとのこと。