近視治療の可能性…「クボタメガネ」実用化へ
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この記事だと理論が分かりにくいので、補足します。
<前提としてのイメージ>
・角膜 → 黒目の部分
・網膜 → 眼球の内側にある膜組織(角膜の反対側)
とすると、角膜から入った光が水晶体(レンズ)を通して網膜で焦点を結ぶことによって人は物を見ます。
ところが近視の方は、「①角膜や水晶体の屈折率」と「②角膜から網膜までの距離」のバランスが取れず、遠くから入ってきた光が網膜より手前で焦点を結んでしまうため、「遠くのものはボヤけて見える」という状態になっています。
で、この「クボタメガネ」が面白いのは、眼鏡やコンタクトレンズのように「①角膜や水晶体の屈折率」を調整するアプローチではなく、「②角膜から網膜までの距離」を縮めるアプローチであるという点です。
例えるなら、
虫眼鏡を使って太陽光を集めて黒い紙を焼く時に
①虫眼鏡から紙までの距離を変えず、レンズを調整して焼く(眼鏡、コンタクト)
のではなく、
②レンズは調整せず、光の焦点が合う距離まで紙を動かして焼く(クボタメガネ)
というイメージでしょうか。
あくまでもまだ可能性でしょうが、私も近眼ですので、期待したい技術ですね。ド近眼の自分としてはうれしいプロダクトです!
今までもコンタクトで近視矯正というものはありましたが、なかなか手が出ませんでした。
テクノロジーで目や耳の不便を緩和し、多くの人ができる幸せを享受できる時代になるよう。楽しみです。