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コメントしている方で認識を間違えている方が多いですが、前身となったmusical.lyは登記上は米国企業ですが、中国にオフィスがあり、ファウンダーも生粋の中国人の会社ですよ。
実はこのモデルは結構いろんな領域に成功例があります。

Tiktokの海外事業のためにこのタイプのCEOを迎えるのは非常に自然ですが、本社のCOOを兼任するのは思い切りましたね。
バイトダンスのイメージを想像しても実際の経営でワークするイメージが湧きませんが、逆にうまくいけば中国企業の一つの型になるので、非常に楽しみ。注視していきたい。
色々興味深い。Disney +の立ち上げに成功したが、次期CEOに任命されず、TikTokにCEOとして行く、と。経営者プールの市場が競争的であると感じる一方で、記事にもあるようにTikTok / Bytedanceに中国企業として一定の警戒感があるなかでキャリアとして中国企業に行くというのはハイリスクだと思う。そのハイリスクを取るだけの魅力があったという点がポイント。ハイリターンはもちろん現時点では保証されていない、上手くいけば先駆者だし、上手くいかなければ色々言う方が出てくる。それでもこういう選択をする方が出てきたというのがポイント。
これは色々象徴しかつ示唆深い。
最も重要な前提は、Tiktokは中国発のサービスで世界中で使われているという、飲食店チェーン等を除いてほぼ他に例がない極めてレアなサービス産業企業であるという点。
そしてそのルーツは周知の通り米国スタートアップMusica.lyの買収によるという事でアメリカと色々近い。

対して、ディズニーは誰の目にもアメリカが世界に誇るソフトパワーの代名詞のような企業である。そのソフトパワーがあるからこそアメリカのサービス産業はスタバであれマックであれGoogleであれFacebookであれみな憧れがベースにあって世界に無数にある他のサービスより好んで使う。
そのカリスマ経営者ロバートアイガーの右腕として長年活躍したエグゼクティブのケビンメイヤーが前者Tiktokのトップに、ホールディングのNo.2になるという。

おそらく弱冠30代の張一鳴は世界をソフトパワーで席巻す帝王学をメイヤーに期待しているのではなかろうか。

一方で無論、トランプ率いる米国政権が米中分断に勤しんでいる現下の状況においてはTiktokの世界展開にとっては強烈アゲインストである。逆にそれゆえの人事なのだろう。

そしてメイヤー本人にとってはリスクテイクではあるが、いずれにせよ世界ヘゲモニーを向こう半ないし数世紀アメリカと二分して握っていく中国に対するビジネスパーソンとしての進出を、中国企業として異例に世界で存在感のあるエマージングなデカコーンにおけるナンバー2というポジションによって成す事は、そのリスクに十分見合うという判断ではなかろうか。
ウォルト・ディズニーで、動画配信事業を率いてきたケビン・メイヤー氏がTikTokのCEOになり、親会社バイトダンスのCOOも兼ねる。これは凄い採用だ!けど、米中対立のなかTikTokが米国で禁止されるリスクもあるなか、一時はCEO候補とも言われてたメイヤーはリスクを取りましたね。余程好条件だったのかな
ディズニープラスの責任者がバイトダンスのCEOに!今後マス向けのメディア事業や旧産業の展開も意識してるのかな
1事業のトップが、1組織のトップにも向いているという発想が、私にはいまいちピンとこない。(どちらかと言うと、1組織のトップが、1事業のトップにも向いていることが多いのかな…)

極端に言うと、「農協のトップが、優れた農家さんの1人だった時、その人は農協という組織経営にも向いているんだっけ?」みたいな気持ちになる🤔

とはいえ、ディズニープラスにもtiktokにも、stay homeな毎日に楽しさを与えてもらっているのは間違いないから、頑張って欲しいなあ。
TikTokがアメリカでCEOを探していることは、1月の終わりにBloombergが報じていました。(https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-01-22/bytedance-is-seeking-a-new-ceo-for-its-tiktok-business

TikTokは、中国政府とのつながりや、データ保存のポリシーなど、安全保障上の懸念をずっと指摘され、実際、多くの米政府機関で使用を禁止されているなかで、アメリカでのCEO探しは、その対応策と見られていただけに、予想外の大物でかなりのサプライズです。
日本で想起されるのは日産でCEOに指名されず日本電産で社長になった関氏
"メイヤー氏は昨年11月のディズニー・プラスのサービス開始を成功に導いたが、ディズニーが今年2月に発表したCEO人事で次期CEOに指名されなかった"
バイトダンスは間違いなく今一番勢いのある動画配信サービスで、一方で、ディズニープラスの昨今の快進撃も記憶に新しい。この人事でTikTokがさらにどう攻めるのか非常に楽しみです。
TikTokのリリースにイミンとケビンのコメントが記載されていたので、翻訳の共有です。

ByteDanceの創業者、最高経営責任者であるYiming Zhang(イミン・チャン)氏は「グローバルビジネスを成功させてきたケビンの豊富な経験は、世界中のユーザーに創造性を刺激するという当社のミッションにぴったりの人物です。世界で最も実績のあるエンターテインメント企業の幹部の一人であるケビンは、ByteDanceの製品ポートフォリオを次のレベルへと押し上げていく上で、非常に適した立場にあります。ケビンと密接に協力して、当社のグローバル展開とByteDanceのストーリーの次の章に取り組んでいくことを楽しみにしています」

ケビン氏「ByteDance(バイトダンス)の素晴らしいチームに加わる機会を得て、ワクワクしています。他の誰もがそうであるようにTikTokでは信じられないほど珍しいもの。それはつまりクリエイティブでポジティブなオンライン・グローバル・コミュニティを築き上げたByteDanceの姿を見て、私は感銘を受けてきました。そして個人的は、ディズニーチーム全員に感謝しています。特に、長年にわたって先見性のあるリーダーシップと指導をしてくれたボブ・アイガー氏と私が心から尊敬するボブ・チャペック氏に感謝しています。最後に、ByteDanceの成長をどのように拡大していくかというビジョンを共有しながら前進していく中で、新たな章を始めるにあたり、イミンと取締役会が私に託してくれた信頼に謙虚さを感じています。」

リリース:https://newsroom.tiktok.com/en-us/bytedance-names-kevin-mayer-chief-operating-officer

僕の感想です。
TiKTok社にアメリカ人のエグゼクティブが参画したことは、非常に大きいことでしょう。YouTubeのようなグローバルプラットフォームにTiKTokなどが成長していくためには、アルゴリズムを超えた何かが必要だと思われます。

世界ではまだ人種による区別が残っています。
そのような背景を考えても、非常に良い流れを生み出してくれる人材登用だと思います。