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中国・新華社、香港教育は「無法」と批判 日本めぐる歴史問題で

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    香港に関する「一国二制度」は有名無実化しているということです。香港は、民主主義制度を維持できるはずであったのに、香港の人々は自分の考えを表明することは許されないのです。
    また、中国には学問の自由が存在しないことを示すものでもあります。特に、日中関係は、中国共産党にとって統治の正統性に関わる問題です。中国共産党にとって、中国を統治するためには、正統性と正当性の2つの「セイトウセイ」が必要です。
    「正当性」の方は、共産党の政策が「正しい」ことです。中国国民にとっての正当性は経済発展です。中国共産党が国民を豊かにしていると認識されるからこそ、国民から積極的な支持を得られるのです。
    しかし、もっと重要なのが、「なぜ中国共産党だけが統治するのか」という「正統性」の問題です。日中間の歴史問題は、中国共産党にとって、自らの正統性を担保するものです。
    ですから、歴史問題は中国共産党にとって大変機微な問題になります。中国共産党は歴史問題を利用していますが、反日は国民の不満のはけ口にもなりがちで、政府に対する不満を表明できない中国では、国民にも反日が利用されます。反日暴動が、共産党にとってコントロールできない状況にまで発展することもあって、中国共産党は歴史問題に対して非常に敏感になるのです。


  • NPO上総らぼ 理事長

    日本で同じ問題を出す大学があったらどうなるのだろうか?


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