スペイン、6月末にも観光客受け入れ再開へ
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スペインは人口が約4,700万人。
それでいて、外国から観光客の受け入れ者数がフランスについで世界第2位の8,277万人。人口の約1.8倍もの外国人観光客がくるわけで年間11兆円の巨大産業。スペインのGDPの約1割に相当します。
一方でスペインは相変わらずの失業者の数が多く特に家父長的な文化のスペインでは正社員は若者ではなく中年に付与されること多く、15~24歳は非正規雇用やバイトにとどまることが多いのです。
で、数字上で2018年の若者失業率は35%。
でも実は、この35%もバーで働いてたり、観光客のレストランで小銭稼いでいたりするので意外と食えていたりもするのが不思議なところで、実質の若者失業率はもっと低いと言われています。
つまりこの巨大観光産業が若者の表の数字に出てこない雇用を生んでいるという実態があります。
だから、政府としても観光業が止まるというのはこれら若者が本当に35%・・いやもっとコロナの影響で50%を超えていく失業になることを恐れるわけです。前述通りGDPの中で1割を占めるわけですが、1割以上の深い意味合いがあるということを想定しないといけません。
深刻な問題で改めて観光業の裾野の広さをうかがいしれます。