【スクープ】ソフトバンクの「まぼろしの上場計画」を追う
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
ある意味、SMALL上場企業が圧倒的に多い日本において、時価総額経営なり、資本政策を念頭においた経営手法は注目を浴びて当然だったのかもしれません。でも、記事あるように課題も穴も‥。
加えて、日本電産、ファストリなど日本を代表する企業のCEOが立て続けにやめて、彼らは何をみたのだろう(株主より情報優位にあるだろう社外取締役として)と気になっていましたが、いろいろ整理できた気がします。ソフトバンクが水面下で進めている、ある一大プロジェクトの全貌を書いています。多くが赤字のままのロボティクス事業を、上手に組み合わせて、時価総額2兆円で上場させる。これまで表に出たことがないプロジェクトです。
ビジョンファンドが10兆円のお金で世界のユニコーンを買い漁って、その時価総額をお仕上げたように、ロボット分野でも実はソフトバンクはたくさんの事業に出資をしており、その価値を「キラキラ」に見せるために奔走しています。
ロボットというハードウェア事業は、先行投資が嵩むため、そもそも収益化がとても難しく、かつリターンを得るまで時間がかかります。そのため多くのロボットビジネスが、キャッシュ不足によって潰れているのが現状です。そのため資金を集めるからくりとしては、理解できる。
一方で、ロボットの産業分野での応用は、地味ながら、非常にディープなノウハウが求められる分野です。なのでソフトバンクにように、右肩上がりの成長線をたてて猛スピードで投資しても、そんなに簡単に実用化するのが難しい。そのギャップから目をそらして、時価総額作りにだけ注力したら、いずれ行き詰まることは明白ですおもちゃ箱にたくさんのロボット。子供が欲しいというから親は次々に買ってあげたのに、子供はすぐに飽きて遊ばなくなる。
そんなおもちゃ箱のロボットを見た親が、どうすればフリマで高く売れるかを模索中。この記事をみた印象です。
無料で集めた顧客数を時価総額のベースにしているかぎり、損失はどんどん膨らんでいくでしょう。