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【藤原和博】9月入学は東大のみ実施せよ。高校以下には不要

NewsPicks編集部
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  • 元リクルート 元杉並区立和田中学校校長

    学校教育もそろそろ変わっていいと誰もが考えているでしょうが、「9月入学への移行」では実質は何も変わりません。

     旧態然とした授業が半年伸びるだけ。
     この半年間にオンラインが普及したとしても、動画に載るのは「黒板をバックに従来型の授業を繰り返す学校の先生の姿」か「あまり加工度が高くないパワポをひたすら読み上げる電子紙芝居型」で埋め尽くされることになるでしょう。
     もう、それが始まっていますからね(苦笑)。

     「遅れを取り戻す」あるいは「コロナ世代の入試で泣かせない」という響きの良い言葉とともに半年の先送りをやったら、子どもたちはかえって不幸になる。

     この論考では、もっと本質的な学校改革の姿を掘り下げていこうと思います。

     まず1回目は「9月入学完全移行は、2011年頃言い出しっぺの東大からどうぞ」という提言です。2022年の成人が18歳に降りてくるタイミングでいいでしょう。
     「9月入学」論者が言うように、本当に留学生がインバウンド、アウトバウンドともに増えるのか、検証してから他大学の追従について検討すればいい。なお、秋入学も実施してる大学はすでに数十校ある現実もあります。
     高校以下を揃えるメリットは、目下のところはありません。

     すると3月の高校卒業と9月の大学入学の間に「ギャップ・ターム」が生まれる。
     これが、日本の学校文化である「正解主義」「前例主義」「事なかれ主義」に染まり、叱られないように生きるのが染み付いて自己肯定感を傷つけられた受験生を癒し、成人として「人生を考える時間」を大学入学前に与える可能性があります。

     ジグソーパズルのピースが1つでもはまらないと苛立つ「正解至上主義」は、どこかで打ち砕かれないと柔らかな思考で人生を切り拓くことはできません。
     半年間の「ギャップ・ターム」に被災地や途上国でボランティアしたり、職人や師匠に入門したり、YouTube大学でダンスやプログラミングや宇宙開発の恩師を見つけられれば、日本社会に揺らぎと潤いをもたらす可能性があるということ。

     大学に合格してから「ギャップ・ターム」に人生のベクトルを発見しちゃった18歳は、もしかしたら、だったら大学なんか行かなくてもいいじゃん、と気づいてしまうかもしれませんね(微笑)。
     和田中出身でアフリカで活躍している牧浦ドガくんはそんな感じでした。


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