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この記事では、機能的な面でのオフィスについての考察がなされています。
確かにそういう面から考えると、オフィスは不要になるかもしれないし、最後に少し書いてあるように残るものもある、くらいになるかもしれません。
一方で、手前味噌で恐縮なのですが、先日、「オフィスって本当に要るんでしょうか」という質問を受けまして、こんなブログを書きました。
「オフィスには何の価値があるのか」( https://note.com/motokazuudagawa/n/ncf60d683acb4 )

オフィスが機能として不要である、ということと、価値として考えることは表裏一体の関係です。
今までのように漫然とオフィスが必要だ、ということは相対化され、考えを新たにさせられる時間になっていると思いますが、機能的な側面だけを見て、短絡的に無くすというのは、極めてナンセンスだと思いますし、それはもはや組織ではないと思います。
生き残るために固定費を削減するための施策の一つとしてオフィスを解約するという対応は選択肢の一つ。コロナショックの前の働き方には戻らないとは思います。
一方で、会社という組織で働く醍醐味として仲間と一体感を持って目標を達成するという楽しさがあると思います。リモートワークにおいても組織創り、カルチャーの浸透は会社という組織力を活かすためには必要ですし、その選択肢の一つがオフィスにおけるコミュニケーションなんだとも思います。勿論、「3密」を避けるのは前提です。
ポスト・コロナでも、一度導入されたリモート勤務がある程度、維持されることは間違いありません。このため、社員の人数が変わらなくても、オフィスで働く人数は減りそうです。

同時に、ポスト・コロナでは、オフィスで「3密」を避けるため、一人あたりのスペースは大きく増えることになります。

そうすると、結局のところ、オフィスの面積は変わらないような気がするのですが、いかがでしょうか?
オフィスがなくなることはない。
また「本社」がなくなることもない。

しかし、少なくとも「社員全員収容」型のオフィスがかなりの企業で見直されることは間違いないだろう。
また、自宅ではなく社員の自宅に違い場所に適宜ローカルオフィスを設ける動きも進むと思う。

オフィスのフリーアドレス化、在宅ワークはもともと2000年前半から
議論されてきたことだが、実際には既存大企業ではなかなか進まなかった。
それが一気に加速されることになるのではないか。
社会全体でリモートワークの実験をやったようなものですが、そうすると事業によっては全員を収容できる規模のオフィスがなくても少しシステムを変えればうまくいくことが判明した、ということは十分あると思います。
そうすれば、高い固定費を縮小する方向に舵を切ることは十分あるのではないでしょうか。
一拠点に多数のスタッフ様が勤務する大手企業の場合は特に、月額家賃が億円単位になる場合も決して珍しくないでしょう。ビル業界人の一人の私自身が申し上げるのもなんですが、もったいないと思います。BCP面の考慮、福利厚生の一環として、あるいは優秀な人材の確保や転職防止の視座等々、そこに至った背景はある程度存じ上げておりますが。

なお、この日経記事の最後の最後に触れられていますが、有名なエリック・シュミット氏(グーグルのかつてのCEO)は、ソーシャルディスタンスの面からもっと広いオフィススペースが必要になることについて、予測的な意見を述べています。
https://www.businessinsider.com/eric-schmidt-google-companies-office-space-pandemic-2020-5

そういった企業が存在しないわけではないでしょうし、ビル賃貸業を営む方々にとっては喜ばしいコメントですが、そこまでしてオフィスを拡張するべきと思う経営者よりは、オフィス不要、あるいは実質的に縮小する側に振る経営者の方が多くなるように、少なくても日本においては思います。
”日本総合研究所(東京・品川)の室元翔太研究員は、全就業者の1割がテレワークを続けたと仮定すると、都心の空室率は15%近くまで上昇し、賃料も2割程度下がる可能性”
オフィスに限った話ではなく、オフィス街周辺に付随して稼ぐ商業にも大きな影響がある。
今後も1割がテレワークを続けたと仮定すると、都心の空室率は15%近くまで上昇し、賃料も2割程度下がる可能性もあります。
オフィス不要論出てきてますね。果たしてそう簡単に進むのでしょうか。
テレワークを続けることで不都合なども見えてきます。
揺り戻しがあって、一定程度の所に落ち着くのでは無いでしょうか。


例えば、社員の健康や生産性を最重視し、最高の働く環境を作る事に注力するGoogle社では、「テレワークは推奨していない」そうです。
当然テレワークができる環境は整備されているにも関わらずです。

生産性の高いチーム・個人の分析に余念のないGoogleでは、オフィスに従業員が集まる事が重要と考えています。

そのために様々な仕掛けや環境整備をしていて、有名な無料のランチはそのうちの一つとのことでした。健康的で美味しい。

この記事の最後にエリック・シュミット元CEOが以下のように発言しています。
>「(今後は)社員が距離をとって働く必要性が高まり、必要なオフィスの面積はむしろ広くなる」

より二極化が進んでいきそうですね。