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慎重にならないといけないですが、
経済がかなり壊滅的ダメージを受けているので、
時間との勝負だと思います。
終わりの始まりであるかもしれないけど、明日からすぐ元の日常が戻ってくるわけでは全くないでしょう。
でも今だけは、はっきりこう言ってしまっていいのではないかと思うのです。
「日本はコロナウイルスとの戦いに勝ったのだ」と。
私たちは最後までロックダウンや私権制限などの手法を用いることなく、自粛という個人の良識にゆだねる形でコロナと戦い、遂に個人の権利や自由を侵すことなく収拾に成功しました。
そして高い公衆衛生意識と医療関係者の尽力によって、欧米諸国と比べ極端に少ない感染者と死亡者でしのぎ切ったのです。
なんという素晴らしい成果でしょうか。
「やればできる」のです。
こういうと多くの異論がでる事は勿論十分承知しています。
結果的にそうだっただけで、多くの失政や失策があり、今後だってどうなるかわからないではないか、それを考慮せずに簡単に結論づけるのは幼稚で能天気な思考ではないか、そういう向きもありましょう。
しかしそれでも私はここで日本人はやり遂げたという自信を持つことが非常に重要だと思います。
何故なら間もなくアフターコロナの容赦ない日常が始まるからです。
実は日本はすでにコロナ前から始まり、コロナでダメを押された大規模な景気後退の真っただ中にいます。
そんな中もう一度経済を再起動しなければならないのです。
これはある意味コロナへの一時的な対応より、大変なことかもしれません。
同時に日本はリーマンショックの後、変わることができず、世界から大きな後れを取りました。
もう今度はその二の舞は許されません。
だからこそ困難な経済のリスタートを始める前に、「やればできるんだ」と、もう一度国としての自信を取り戻す必要があると思うのです。
そして明日から新しい日常を作り上げるために、再び皆で努力をしていきましょう。
自粛しすぎという批判もありますが、どこまで控えるべきかとかはまだだれにも正解は分からず、のちのち検証されることであって、
まだしばらく手探りの戦いが続きます。
感染対策と経済とのバランスのとり方をどうするべきか、随時評価して柔軟に舵取りしながら長い戦いを乗り切っていきたいものです。
厚労省に居た身からすると、これだけ雇用保険の財源も大胆に投入した特例的な措置を見ると、なりふり構わず、打てる手はすべて打つ姿勢が見てとれます。
とはいえ、感染防止策も経済政策も、継続的な取り組みが必要であることは言うまでもないでしょう。
海外のケースでも、行動制限を緩めたとたん、再び感染が広がってしまったケースがあります。
さらにいえば、国家間の交流も再開されていくから、自国の活動だけで終息できるものでもない。
山田悠史医師による「コロナ流行はいつ終わる?前線の医師が語る『収束までの3つのシナリオ』」
https://mi-mollet.com/articles/-/23341
やるべきことは、個人であれ、企業であれ、悲観的なシナリオと楽観的なシナリオのどちらにも対応できるよう、備え続けるということ。
これは、大きな一歩だと思う。
諸外国のような強い強制力を伴った都市封鎖を行わずに中国や欧米からの感染の波を封じ込めつつあるという現状は国民の一人として誇らしく思う。人口当たりの感染者数、死亡者数が主要先進国の中で隔絶して低いという事実も、国民一人一人の衛生意識、徹底した自粛など慎重な行動の成果であり、世界に誇るべきものだと思う。
ここから日本は、主要先進国の先頭に立って「感染防止の継続」と「社会経済活動の再開」という「二兎を追う」戦略をとるステージに入る。
その「戦略」はいうまでもなく、経済を構成する各産業のビジネスモデルのファインチューニングであることは言うまでもない。産業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)はさらに加速していかなければならないし、その前提としての行政サービスのデジタル化を一気に進めることが不可欠。
われわれはこれまでのように課題を先送りしたり、レガシーに引きずられることなく、日本を変えていく決意を持って行動していかなければならないと思う。
いよいよ家に閉じ籠るだけの思考停止に近い状況から脱して、頭を使って道を切り拓く、そんな局面転換の入り口に立っていることを思い、わくわくする。
だから、大山さんがコメントされているように、コロナのような不条理なものに勝てたのだと思います。
→農耕民族で唯一先進国になれた国ですから、それはきっと世界的にも凄い我慢強さだと私は思います。
けれども、残念ながら、日本人は攻撃に回ると手ぬるくなります。攻めの時は、我慢強いのが仇になるとも言えます。
だから、死亡者も感染者も増え続けていても、攻めに強い狩猟民族は、経済活動にシフトするのだと思います。
本当、今回は狩猟民族度が高い国は、色々な意味でタフだと思います。
リモートやオートメーションといった新しい生活スタイルへのデジタルトランスフォーメーションには、技術開発や製造には、敷設、研修など一時的かつ一定期間にソーシャルディスタンシングが狭くならざるを得ないこともありますが、工夫してお互いを思いやりながら迅速に進めてまいりたいですね。
さあ、しごと仕事!