【新指標】「この数字」をみれば、コロナの出口が分かる
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新型コロナウイルス感染症の感染者数(正確にはPCR検査の陽性者数)の推移を予測できる新たな指標が提案されている、という話は少し前から見聞きし、気になっていました。提案者である中野貴志・大阪大学教授に、その指標「K値」について噛み砕いて説明していただきました。
社会・経済活動の自粛が長期化する中で、自粛の効果や収束の見通しを知りたいと思っている方は多いと思います。
しかし、これまでなかなか明確かつシンプルな指標はありませんでした。
取材を通じて、K値が指標として有効なのではないか、と期待される理由がよくわかりました。
中野氏は原子核物理学(Nuclear Physics)の研究者。目に見えないミクロな世界で起こる複雑な物理現象を研究しています。対象となる素粒子や現象の幅広さから、Unclear Physicsと言われることもあるそうです。
一方、感染症の感染状況の推移にも、病気の特性や医療システム、人々の行動、国や自治体の対策など、たくさんの要因が絡んでいます。
極めて複雑な現象をシンプルに読み解く、という意味では、解析のアプローチの仕方に似ているところもあるのかもしれません。花見をしている東京の様子を見て、さんざん、ニューヨークから「2週間後には今のニューヨークの状況が東京に起こるよ!」と警告&心配をされてきました。結果としては、そうならなかったことに安堵しながらも、「なぜ、ならなかったんだろう」という疑問は残ったままでした。
キスやハグを挨拶でする文化がないから?気候の問題?日本語の発音が飛沫が飛びにくいから?BCGがきくらしい?もともとマスクが好き?などなど諸説ありましたが、今回の記事が最も合点がいきました。
シンプルだしわかりやすいし、そして納得がいき、励みになる、素敵な分析です!(感謝)
記事より
「実は、感染爆発が起こっている国・地域は、大量の感染源が域内に入ってきたにもかかわらず、それに気づかずに対策が遅れたところだけです。」
しかし、これを見ると、1月25日、まさに旧正月の日に、ようやく武漢からの訪日を止めただけで、よく爆発しなかったな、、と、ここだけは、たまたまのラッキーを感じます。
なぜなら、旧正月の1月25日というのは、日本の正月でいえば1月1日で、日本人が海外旅行にいくなら、12月27日とか28日に出発するように、旧正月の少し前3~5日前ぐらいから、旅行者はどんどん入国してくるからです。
いずれにせよ、緊急事態宣言を解除しても、日本が、NYのようになるようなことはないのではないかという説は励みになります。
(ただ、手洗い・マスクの徹底、3密を避けるなどの行動は今後も守っていかないといけませんね)K値の分子、新規感染者に影響を与える変数は数多く、そこも知りたいところですが、既に現在言われている三密を避けることや手洗いなどの行動様式は今後も継続していく必要があるのでしょう。
とはいえ、感染者数の推移予測ができるシンプルな指標は大切ですね。社会や地域で行動様式が守られなくなるとそれが予測数値として現れる。。天気予報や花粉情報のようになる気がしました。。。
「月初連休の移動により今週半ばは感染リスクがやや高くなる地域が出るでしょう。南関東、今週半ばはリモートでイベントは控えた方が良さそうです。甲信越地方は比較的控えめな感染リスクとなりそうです。お気をつけてウィークデイをお過ごし下さい」