10万円、何度も申請できちゃう?本末転倒のオンライン
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実際に、マイナンバーカード +スマホで申請してみました。以下感じたこと。
・基本的な設計思想は「紙の申請書類/プロセス」をほぼそのまま電子化
(裏側では、プリントアウトして手作業で処理してそうな作り)
・世帯単位の申請になっちゃってる
(本来はまずこれを個人単位にすべきだったと思います。世帯主の権限で世帯構成員の住民基本台帳情報を引っ張れない限り、無理ありすぎ。)
・マイナンバーカードでログインしているのに、申請書作成後にさらに「電子署名」させている。
(本人確認はなんだったんだ?)
・なぜか銀行名は手入力。金融機関コードではない。支店コードは入れさせるのに謎。
(多分、添付を要求される通帳やカードの写真と人間が手作業で照合してるんだろうな・・・ 本来入力者の責任できちんと入れさせて、振込エラーが出たらメールで通知して修正させるべきだと思う。必要なら組み戻し手数料天引きで。)
・控えがご丁寧にもPDF等をzipしたものをメールで送りつける/もしくはダウンロードする形式
(これ誰得なの?)
・メイン画面はブラウザで、認証時だけアプリを使う設計
(画面間を何度も行ったり来たりさせるため、状態を直感的に認識するのはほぼ不可能では?)
まだまだ、電子政府の実現には道のり半ばですね・・・
注目のコメント
この辺の旧態依然とした課題は長年のツケですね。
設計段階で民間連携や民間の経験者がしっかりサポートに入らないと、現場の方々がとても苦労してる姿が目に浮かびます。
中国のこの辺りの大手プラットフォームとの連携や各自治体のDX推進はとても参考になると思います。市役所勤めで、給付事務に関わる部署で働いています
今日まさにこれで二重給付されそうになった案件がありました
支払い前に重複に気付いて修正しましたが、これ怖いです
オンライン化の一歩を踏み出したことは本当に素晴らしいことだと思います
ただ、行政がいかにオンラインというものに疎いかが明るみになってしまいましたね
(うちの市役所もよそのことは言えませんが)システムの世界には、仕様通りにバグなく作られていたとしても、そもそも仕様がおかしいというものが存在し、仕様バグといったりします。
>マイナポータルでの申請データを確認すると、1人で複数回申請したり、家族の情報を誤って入力していたりしても、受け付けられてしまうことが分かった。そのまま給付すると過払いになりかねない。
→「複数回申請を自治体の人が重複チェックしないといけない、2度申請する人が悪い」というのは、そもそも仕様として正しかったのか。
偉い人はこう仰っている
>「人海戦術による突合(とつごう)(照合)で苦慮している。電子申請のほうが郵送申請の処理より何倍も手間がかかるという本末転倒の状態。自治体の現場をまったく踏まえない仕組みだ」
ちなみに、突合という日本語は私好きではありません。続柄をゾクガラと読むのと同じだと思っています。