気候変動時代をサバイブせよ。「ウェザーテック」がもたらす新しい世界とは
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毎日の生活に浸透している天気予報。
気象の変化は、想像以上にビジネスの効率化、最適化に影響しています。
今回、気象情報の世界最大手・ウェザーニューズの執行役員・石橋知博氏に、高精度の気象データと最新テクノロジーを組み合わせた「WxTech」(ウェザーテック)の持つ可能性と、ビジネス活用のポイントについてお話を聞きました。
ウェザーニューズの予報は気象庁のアメダスよりメッシュが細かく、きめ細やかなデータなのだとか。
また、2000万人のアプリユーザーから、リアルタイムの体感データを届けてもらうしくみがあり、観測機では得られない体感データが1日18万通も届いるそうです。
そんな「独自性」「高精度」が強みのウェザーニューズ。自分のビジネスと関係性の強い気象要素、天気との相関関係を分析できるサービスを開始されるとのこと。
無料でお試しできるそうなので、ぜひ記事とあわせてチェックしてみてください。
また、ビジネスだけでなく、様々なアスリートのパフォーマンスにも気象データの活用がされており、中でもクロスカントリー競技においてはオリンピックの金メダルにも繋がっているとは驚きでした。
以前、担当していた漫画家さんが「天気によって原稿用紙の紙質が変わってくる」と言っていましたが、きっと紙だけでなく、世の中のいろんなマテリアルに変化をもたらしているのでしょう。
個人的に興味深かったのはウェザーニューズの「天気痛予報」。https://weathernews.jp/s/pain/
気圧や気温など、気象状況の変化で生じる体調不良のタイミングを予想し、教えてくれるのですが、天気予報のように地域別の予報なんです。
天気が悪い日は頭痛がしたり、だるくなるというのはわかるのですが、たとえ晴れであっても「やや注意」など出るので、天気と人間の体の関係は奥深いですね。我々みたいなおでかけ・遊び産業は、まさにウェザーテックとの掛け算が求められている産業です。
例えば、沖縄についた翌日に波も穏やかだからマリンアクティビティをしようという直前での電話予約ニーズがあるのですが、もっと事前に予測とリコメントができたら、勝機にもなります。
アソビュー上の過去の予約実績と、天気を絡めたサービス上でのリコメンドはいつかやりたいですね。
・来週土曜日の東京は快晴だから、アウトドアが好きなあなたにはキャンプかラフティングがオススメ
・明後日は雨だから、小さい子ども連れのあなたは水族館で楽しんでほしい
等。
家族構成・過去のおでかけ情報・未来の天気予測が掛け合わた提案ができれば無敵になりそうです天気が小売や飲食店などに与える影響は大きいです。日本で天気データというとウェザーニュースがまず頭に浮かびます。データ量はもちろん、データ活用に力を入れてきた結果ですね。
‘’当社は気象庁が全国で1300か所設置している「アメダス」の10倍となる1万3000か所に観測機を置いていますが、人の行動をより高い精度で予測するにはプラスアルファが必要です。‘’