【宮田裕章】最大多数の最大幸福を考える世界から個別化への転換
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注目のコメント
多くの人がうすうす気付いていると思うのですが、「今の日本では「平均」と呼ばれるライフスタイルが消えかかっているともいえます」というよりは、「そもそも平均といわれるライフスタイルって存在しなかった」ということなのではないでしょうか。子供が1.4人いる家庭なんてないですし。これは学校の責任も多いのですが、「平均(点)」がすごく気になって、ほかが見えない(例えば分散とか、外れ値とか)ことを無意識に繰り返してきたんだと思います。その意味で、今回の指摘は「アンチ平均の勧め」と勝手にとらえていますが、とても重要と感じました。
取材は5月1日に行われました。木村花さんの逝去に、深い悲しみの意を示します。
Netflixを例に、「データが可能にする未来」を語ってくださっています。なぜNetflixが躍進しているのか。
データは様々なことを可能にしてくれるのだと思います。一方で、まだ変えられない部分、そして人々が変えなくてはいけない意識は、今なお残る課題なのかもしれません。
先生が本記事で語られる「本来の国家の役割」に、私は「私が生きる未来、そして子ども達が生きる未来に、そんな国家があってくれたらいいなぁ」と深く深く思いました。
「個々人の体験をより豊かにする」。よりよい未来を形づくっていくために、ぜひみなさんにもお読みいただきたい一本です。「シゴテツ -仕事の哲人-」、宮田裕章さん(慶應義塾大学医学部教授)の第5回です。データによって人々の生活はどのように変化するのか?
■第1回 データを駆使したプロジェクトで社会変革に挑む
■第2回 人間を軸に世界を考える「実践的な知の探求」
■第3回 「ポケモンGO」は画期的、楽しさの先にある健康
■第4回 ファッションにこだわる理由
■第5回 最大多数の最大幸福を考える世界から個別化への転換
■第6回 GAFAのデータ活用変遷と信頼
■第7回 私たちは「生きる」を再発明できる